瀬戸内芸術祭。海外に誇れる故郷。
瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。私が生まれてから高3まで暮らした香川県の国際イベント。今回で3回目、3年に1度のビッグイベントです。詳しくはこちらを。瀬戸内国際芸術祭、略して瀬戸芸で楽しむのは現代美術。瀬戸内海の小さな島々の自然と現代美術の調和を楽しみます。昨日行ったのは直島ですが、その他にもたくさんの島が参加しています。海外からの来場も多く、直島では来場者の4割が海外から(添乗員さん談)ということでした。
最初の感想、単に見るだけでは理解が難しい。
現代美術は難しい、というかよくわかりませんでした。ヨーロッパの美術館で見る宗教画の数々も信仰心があまり無い日本人の私には理解が難しいことがありますが、現代美術はそれを超えます。こういう絵画の方が素人の私でも楽しみやすいです。
ストーリーがあると楽しむことができる!
今回瀬戸芸を見に来た目的は、海外に行った時に話のネタになる文化探し。瀬戸内海という狭い海に小さな島々が連なっている自然派観光として一見の価値があります。なんとか私自身が楽しんで海外で自慢できるようにならないとと、瀬戸芸の本を買っていたので訪れる先の予備知識を頭に入れてみました。どのような考えで作られ、どのようなメッセージが込められているのかを知ってからもう一度見直しました。今回行った直島は安藤忠雄の作品が多く、自然と建築とアートの融合をテーマに作られたベネッセミュージアム。自然と建築とアートの融合というテーマがあると見る視点が変わってきます。ベネッセミュージアムはホテルも融合されていて、ゆったりとした時間の中でアートを楽しめるようになています。
続いて訪れた地中美術館はその名の通り、地下に美術館がある。直島の美しい景観を損なわないようにするため、地中に美術館を作ることで自然と芸術と人間の調和の関係を考える場所にしたいという安藤忠雄さんのメッセージです。上の写真の隙間も安藤忠雄さんのデザインです。ほとんどの場所で撮影禁止だったので写真がないのが残念です。
体験型は楽しむことができる!
午後からは『家プロジェクト』という古民家をアートに改造したという作品を見て回りました。面白かったのは、『暗順応』を使ったアート。古民家を改造した家の中は、入ってみると真っ暗。本当に真っ暗で何も見えません。係員の指示に従って壁に手を当てて進み、手探りで椅子を探して座ります。まだ真っ暗です。5分ほどすると目が暗闇に慣れてきてアート作品が見えてくるという体験型。これは分かりやすくて楽しかったです。
海外からの観光客が多かった!!
嬉しかったのは。海外からの観光客がとても多かったこと。アジアは高松空港から直行便があるところもいくつかありますが、アメリカやヨーロッパから、瀬戸の島々は本当に遠いです。関空まで来て、そこから高松、そこから船で島までですから丸1日以上かかると思います。故郷の瀬戸の島々に、海外から観光客が集まるのは悪い気はしないです。昨日紹介した栗林公園、瀬戸内芸術祭そして鉄板の讃岐うどんがあれば海外でも自慢できる故郷であること間違いなしですね。
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