ヨーロッパの選手のクリエイティブさに追いつけ追い越せ!
日本のジュニアもクリエイティブになってきた!
今年の山梨のキッズテニスカップを見ていて、現在のU10、そしてU8のジュニアはとてもレベルが高いと感じました。錦織選手のおかげで低年齢のジュニアがたくさんテニスをしてくれているのだと思います。保護者の皆様のサポートに感謝です。同時にプレイ&ステイというツールとそれを使った指導のおかげもあるのかなと思います。8歳の子がこんなに色んなに多彩なプレイができるのか!とびっくりするくらい色んな技術を使いこなします。スライスも打てるし、オープンコートをついて最後はネットに出てドロップショット、なんてシーンも見られました。このブログにもよく書きますが、クリエイティブな要素が随分見られるようになってきて嬉しく思っていました。
でもヨーロッパの選手と比べるとまだ劣っていると感じる。。。
その後、6月に行ったクロアチア遠征と11月に行ったバルセロナ遠征で見たヨーロッパにジュニアのクリエイティブさに、私の喜びはまだ早かったかなと思わされました。ヨーロッパの選手の方がまだ上なのかなと思わされました。変化をつけるのが早く・多く・自然なんです。特に三番目の自然というのは、言葉では伝えにくいのですが、『やるぞ、やるぞ』っていう感じがまるでないのです。動きによどみがなく、力みがなく、直前までグーを出すと見せかけて出す直前にチョキに変えるくらい、簡単に色々と変化をつけてきます。変化をつけることは特別なことではなく、ラリーの一部になっているような感じです。
テニスは相対評価なスポーツ
テニスは陸上などのようにタイムを競うスポーツではありません。相手とのやりとりの中で進んでいくスポーツです。ですから誰かと比べながら上達していく必要があります。クリエイティブなテニスも、相手のクリエイティブさが上を行けば、自分は何もさせてもらえないということにもなりかねません。日本の選手がヨーロッパにチャレンジしてる姿を間近で見て、比較できたのはとても良い経験になりました。上回る時がくるまで、比べながら努力し続けるしかありません。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方