日本の子供達の運動量は先進国で最下位。


運動をする習慣は、運動そのものだけでなく
脳への刺激も重要な役割であることはこのブログでも書いてきました。

では日本の子供達の運動量は、
世界の中でどのくらいなのでしょうか??

なんと、最下位。。。

活動的な運動をしている割合

2000年〜2002年に、ヨーロッパ・北アメリカ・日本の28ヶ国で行われた調査結果です。
日本の11歳児の運動量は先進国28ヶ国中で最下位。

そして体格は身長・体重ともに、この30年間で向上しているのにも関わらず、
『走る・跳ぶ・投げる』といった基礎的な運動能力は低下している。

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むむむ。せっかく良いもの食べて体格良くなっているのに、
運動能力は落ちている。そしてそれは、運動量の少なさに起因しているというデータ。
とにかく身体を動かして遊ぶ環境・習慣がないんでしょう。とても残念です。

事実、テニスコーチをしていると、
テニス以前の能力が養われていないことに驚くことが多いです。

紹介した記事にあるように『走る・跳ぶ・投げる』といった基本的な能力が不十分なので、
ボールのバウンドに合わせる、身体を回転させてラケットを振るという動作はより困難になります。

お父さんお母さん世代は、公園で遊びながら身につけた能力です。
別に体育の家庭教師をつけて学んだことではないはず。

まさに運動の環境のなさが、これらの運動能力の不足を作り上げていると言えます。
解決策としては、運動の習慣をつけていくしかありません。

身体活動の習慣化をうながすアプローチ

子どもですから、運動の習慣化には大人のサポートが不可欠。

・行動実践に対する励ましや賞賛
・適切な場所への送迎
・一緒にからだを動かす
・お手本をみせる

という4種類のサポートが効果的だそうです。

これもテニスコーチ経験の中で、立証されています。
低年齢の時に、テニスで上位ランクにくる選手の多くは、
お父さんorお母さんがテニスの上級者であることが多く、
休日に一緒にプレイしているケースが大半です。

休日に一緒にテニスをすることは、
上記の4つすべてに当てはまります。

お父さんorお母さんがテニスができない場合は、
個人レッスンをしているケースが多いと感じます。

そしてテニスができないからといって、悲観的になる必要はありません。
テニスはテニスコーチがグループレッスンの中で教えてくれます。

そのテニス指導が落とし込みやすいように、
『走る・跳ぶ・投げる』といった基本的な運動を教えてくれあげるだけで十分です。

そして『走る・跳ぶ・投げる』の基本的なことは、ネットの中にたくさん書いてあります。
誰でも教えられますし、運動中にスマホでYouTubeの動画を見せてもいいでしょう。

残念ながら、何もしなければ日本の運動環境は、先進国の中で最下位なんですよ。。。

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