テニスコートは意外と縦長。テレビでテニスを観戦する時の面白い視点!


全豪オープン、ジュニアも一般も盛り上がってますね。ネットでジュニアを見ている方はまだ少ないでしょうけど、オススメですのでぜひ見てみてくださいね。このブログやフェイスブック・インスタで紹介しているイスラエルのオリエル君16歳(上の動画のジュニア)が、なんとジュニアで決勝に進んでいます。全豪ジュニア決勝進出のオリエル君の13歳の時の動画が見られる過去記事。

全豪ジュニアを見て感じた、テニスで強くなるために大切なこと。

ヨーロッパトップジュニアの年間スケジュールにみる行動力と実行力の重要性。

低年齢から勉強の習慣をつけておけば、時代は味方してくれるかもしれない。

さて今晩はナダル対デミトロフ。そして週末は男女の決勝とテニス玄人じゃなくてもエンターテイメントとして楽しむことができる対決が続きます。テニスコートのサイズはみなさんご存知の通りですが、テレビで見ているテニスコートはこんな感じ。

でも実際にテニスコートの縦横の長さを正確に書くとこんな感じです。(このデータを打ち込みました。)青色の部分がシングルスのコートです。シングルスのテニスコートはこんなにも縦長なんです。ご存知でしたか?こういう視点を持つとプロがやっていることがものすごく難しいことがよく分かります。

チェンジ・ディレクションが難しいのは、角度が狭いから。

相手が打ってきた方に返すのは簡単ですが、方向を変えて相手がいない方に打つことはとても難しいのですが、それは角度が広いから難しいのではなくて、狭いから難しいというのがこの縦長コートを見るとわかると思います。

ジュニアにクロスから来たボールをストレートに打つのに何度くらい角度を変えてると思う?と聞くと『45度!』なんて答えが返って来たりしますが、そんなに広くありません。コートの端から端までも大した角度にならないですから、コートの内側でストレートとクロスを繰り返してコースを変えるというのはかなり繊細な作業なんです。こういう画面だと簡単そうに見えますけどね。人間の目の錯覚は面白いです。

縦が長く横が短いということはショットが決まりにくい

もう一つは、縦が長く横が短いので、そう簡単に決まらないということです。自分のボールが相手まで届くのには時間がかかるけど、左右の幅は8.23メートルですから余程速いボールでない限り追いつきます。決めるためには、速いボールを打つよりもコートの中に入って打つ・下がらずに打つことが大切なのがよく分かります。また軌道を上げて打つことで間が作れることもこの縦長が関係しています。そんな視点でこの画面を見ると面白いですよ。随分前に書いた類似記事です。

ディレクションチェンジの難しさ。パート2。

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