本番の試合に強い選手になるために、負けたお子様に対する声のかけ方。簡単そうで一番難しいことを褒めてあげよう!!
ヨーロッパ選手は練習マッチよりも本番がさらに強い!
試合には練習マッチと本番の試合があります。同じようでプレッシャーのかかり具合や、環境が変化するなどの違いがあります。スペイン留学時代に驚いたのは、ヨーロッパの選手は、練習マッチでは意外と簡単に諦めることが多いことです。そしてもっと驚いたのは、本番の試合では決して諦めず勝利への執着心を見せることです。逆に日本人は、練習マッチと本番の試合の差があまりありません。よく言えば、練習マッチでも真剣にやっている、悪く言えば本番での爆発力がないとも言えます。
本番の試合で力を出すには
では本番で力を出せるようにするにはどのようにすればいいのか?私は、負けた時のお父さんお母さんの態度が大切だと思います。参考になる考え方は、ヨーロッパのお父さんお母さんの負けた時の声かけです。内容はこの過去記事にあります。すごく読まれた記事です。もう一度どうぞ!!
ヨーロッパのお父さんお母さんから学んだ、日本にはない唯一の価値観。
この記事にあるように、負けること=悪いことというイメージをつけないようにしてあげるといいと思います。先日、錦織選手が上手くいかずにラケットを折ってしまうシーンがありました。試合後に『今日は僕の日ではなかった』と言っていましたが、(それがいいのかどうかは置いておいて)そう言った考え方も時には有効だと思います。今日はただ悪い日だっただけだ。なんていう言い方をする時もあります。逃げ道に使ってしまうと良くないのかもしれませんが、逃げるは恥だが。。。なんてドラマが流行ったとこですね。
具体的にどのような言葉が効果的か
①最後までコートに立っていたことを褒めてあげること
②最後まで戦ったことを認めてあげること
③ナイスショットを見つけてあげること
④練習の成果を認めること
などでしょうか。そうすることで本番の試合への変なプレッシャーがなくなり、力が発揮できるようになると思います。試合に出始める年齢が低年齢化していますから、①はぜひしてあげて欲しいと思います。最後まで戦いきることは意外と難しいものです。たった一人で戦っていると勝負から逃げたくなるものです。最後まで構えを作って打ち返し続けただけでも十分褒めるに値すると思います。
立派に戦って立派に負ける。ある意味でそれが一番難しいことなんです。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方