ジュニアテニス上達のための計画!大きな大会が終わったタイミングで動き始めよう!!マネイジメントしなければならないのは。。。
3月は全国につながる大きな大会があります。現在そこに向けて全力調整中だと思います。ライン@でも相談を受けますが、試合直前はあれこれと技術的なことを変えない方がいいです。今日は、ではどのタイミングで動き出せばいいのでしょうか?というお話です。
テニスコーチが困る直前での改善依頼
試合が近づいてくると、お子様の不調が目につきます。コーチとして困るのは、試合直前に「バックハンドを直して欲しい」などの依頼を受けることです。試合直前にできることは微調整です。大きく変えると全くボールが入らなくなってしまいます。車に例えると、今のエンジンで安全運転できるように調整してくことくらいしかできません。
数ヶ月〜半年プランが効果的
もしショットを改善したくて、プラベートレッスンを頼むとしたら、大きな大会が終わった後がベストタイミングです。そこで改善内容を見つけてもらって、改善プランを作ってもらいましょう。車で例えるとエンジンのスペックを上げるような練習ができます。最低でも3ヶ月から半年くらいかけて取り組む気持ちが必要になります。
試合が終わったらすぐにコーチに相談するかお父さんお母さんとの練習でのプランを作りましょう。
テニスをよくするために必要なのは、プランニングです。強い選手になるためには、3年、5年計画で育てていく必要があります。こういう風に技術と身体作りを行なって、こういう大会に出て行くんだと言った風に。
行けるとこまでいく!!という気持ちは大切ですが。。。
どこまでも行けるところまで強くなるんだ!!という気持ちは大切です。ですが、テニスにはランキングシステムがあり、ランキングを上げていく仕組みを理解して、段階を踏んでいかなければ上達も限られてしまうものです。車のレースで勝ちたければ、ただ闇雲に良い車を作って運転の練習をするというのではなく、こういったコースを走ってこれだけのタイムを出せば優勝して一つ上のレベルの大会に出られるようになるといったことを理解しておいた方が良いです。目の前の小さな目標がある方が、遠くの目標までたどり着きやすくなります。
負けることをマネイジメントすることが大切
長期計画を練っても、小さい大会はちょこちょことあるもの。そこは思い切って捨てる覚悟の方がいいです。逆説的になりますが、
勝つために必要なことは計画的に負けることです。負けることをマネイジメントすることが大切になってきます。全部勝とうとすると、上達が中途半端になるという落とし穴にはまります。
大きな大会が終わった時が計画を練ってスタートするチャンスです。しっかりとプランニングしましょう。直前に言われてもコーチは困ります。。。
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