お子様の長所を伸ばしたいと思った時に読んでほしいこと。


練習や試合を見ていると悪いところが目に付きます。言いたくなくてもついつい帰りの車の中で言い過ぎてしまうことも。。。長所よりも短所って見に付きますし頭に残りますよね。。。

短所は見つけやすい

短所の特徴は容易に見つかることではないでしょうか?練習を見ていても、試合を見ていても、ダメなところをというのは目につきやすく、指摘しやすいものです。

長所は短所に消されやすい

長所の特徴は短所に消されてしまうことです。良いところがありそれを使ってどうするかよりも、欠点を補っていく方が短期的には簡単です。現に個人レッスンの依頼がある時、ほとんどが苦手なショットの改善です。

長所を伸ばす=短所を指摘しないではない

できるだけ短所ばかりをつつきたくない、やっぱり長所を伸ばして欲しいと思うがあまり、

長所を伸ばそうとすることと短所を指摘しないことが混同されがち

になると思います。長所は伸ばすことと、短所を放置したままにするのとはちょっと違います。短所は短所で修正していった方がいいでしょう。長所を伸ばすことが難しいのは、短所を補って余りあるくらいのレベルまで伸ばす必要があるからです。短所を補うことに比べると長所を伸ばすことは、見に見えて戦績に現れるまでにかかるコスト(時間・労力)が全然違います。テニスを熟知していても、長所を伸ばすだけで勝ち切るテニスを作り上げることは難しいと思います。

肯定的な表現で短所を治していく

長所を見極めて、短所を補って余りあるレベルにまで引き上げるには、
①それくらいのレベルの長所が存在すること
②その長所を見つけ出す能力があること
③その長所を伸ばしきるだけのコーチングができること

が求められます。ですから

肯定的な表現を使って、できるだけ長所の芽を摘まないようにしながら短所を修正していくこと

が日々の練習では大切ではないのかなと思います。

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