ヨーロッパやアメリカのジュニアの日本人とは違うテニスのとらえ方
テニスは投資という考え方
海外の選手は、お金のことをよく考えています。日本では『お金のことを話すのはいやらしいこと』のような空気があります。ですが海外ではお金に関する教育もしっかりしています。ですから、海外のジュニアは子供の頃からテニスにかかったお金のことを考えて、それを投資と位置付けています。
いくら使ったからいくら回収するのか?
投資に対してのリターンという考えを大切にしています。ですからアメリカの大学にスカラーシップ付きで進学をします。免除分の学費をリターンと考えたり、大学でスキルをつけて将来の収入に反映させることを考えます。テニスでは稼げないからと、あっさりテニスを辞めてしまう選手も多いです。
これまでのようにスポーツから学べる道徳心だけで活躍できる時代は終わりを告げようとしている
日本ではスポーツから学べることとして、道徳心・協調性・努力の継続性などを挙げます。それはとても大切で素晴らしいことですが、海外はもう少し具体的、戦略的です。これまでの日本では新卒一括採用で大企業に入るという成功の流れがありましたが、今後はそれほどうまくいかないかもしれません。
テニスは全国トップレベル、頭は東大レベル
海外の環境に行くと、テニスは日本の全国トップレベルで勉強は東大・京大レベルというジュニアが普通にいます。私が知っているのはアメリカやスペインですが、テニスと勉強の両立がしっかりとできています。それはテニスは投資という考え方がしっかりとできているからだと思います。お金の教育は日本ではなかなかないので、自分達でアンテナを張って意識を高く持って学んで行く必要があると思います。
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