選手とコーチの関係は、日本と海外でどう違うのか?


バルセロナでコーチにチャレンジする寺嶋コーチのインタビューで、指導現場でのスペインと日本のコミュニケーションの取り方の違いについてのコメントがありました。

バルセロナ・コーチチャレンジの寺嶋コーチインタビューの過去記事

 

日本は上下関係が強い傾向

日本では、先生と生徒という上下関係がきっちりしていると思います。選手は、コーチの言うことをしっかりと聞いて練習に取り組みます。礼儀や挨拶を学ぶことができ、また集中力も養いやすいですが、反面、自分で考える力がつきにくいなどのマイナス面も挙げられます。

ヨーロッパは共感を生む関係

日本のような上下関係というよりも、共に歩んで行くパートナーという感じです。コーチと意見が合わなければ、その場で主張できる雰囲気があるので、自分の考えを言えるようになり、自分で考えるようになります。反面、自由な雰囲気が強いので、自分を律する能力がないと悪い方へ流されてしまいます。

日本が海外に憧れるように、向こうも憧れている現実

海外のコーチからは、コーチにお辞儀をするなど、リスペクトを表す日本のジュニアは素晴らしい!と言われます。また日本の学校では、自分の教室は自分たちで掃除するんだろ?理想的だ!素晴らしい!!なんて日本の文化を褒められたりします。

正解はない、どちらが合うのか?

どちらが良いという正解はありません。また日本にも、ヨーロッパのような雰囲気のコーチもいますし、逆もあります。ただ、選手にとって合う合わないがあると思います。

多様性を経験すること

どちらにしても

壁にぶつかって、選手とコーチと親とでテニスというスポーツに向き合って頑張り続けるのは苦しい作業です。

日本式だから、ヨーロッパ式だからうまくいくというものではないと思います。ですが、多様性を認めて経験しておくことはプラスに働くと思います。

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