バルセロナ・テニスコーチ・プロジェクトにチャレンジする寺嶋コーチにインタビュー!!


この夏から弊社(アーバンオーア・テニス)の新プロジェクトでバルセロナでテニスコーチとしてチャレンジする寺嶋さんにインタビューをしました。

私の想い

私は、海外で活躍できる人材を育成したいと、常々考えています。日本人が持っている繊細な感覚、日々全力で仕事に取り組める勤労の精神は、海外でも必ず通用します。日本で腕を磨いた料理人が世界で活躍するように、日本人のテニスコーチが海外で働くことは可能だと思います。現地で学ぶというよりは、バルセロナで働くコーチの中でも、選手やコーチ仲間に認められる優秀なコーチとして働いてくれることを期待しています。

プロジェクトの内容

7月・8月は、サンチェス・カサルアカデミーのサマーキャンプのコーチとして働きます。そこで、
①語学のレベルは基準値に達しているか?
②スペインの指導コンセプトに則った指導ができるか?
③仕事人として信頼のおける人材であるか?

という点で評価され、OKが出れば9月以降も働くことができるというチャレンジです。認められなければ帰国ということになります。

選手だけでなくコーチも海外で活躍できるはず!!

錦織選手の活躍によって、日本人選手の国際競争力はとても評価されています。選手だけでなく、コーチも世界の舞台で十分働けるんだというところを証明して欲しいと思います。選手育成の需要は、日本国内だけよりも海外を視野に入れると、とても広がります。優秀な日本人コーチは、海外からもオファーがくる時代になるでしょう。海外から学ぶという姿勢ではなく、海外に通用するコーチの育成というビジョンを持って、弊社から彼を送り込もうと思います。


3月の箱根キャンプを手伝いに来てくれた寺嶋コーチ(右)

インタビュースタート!!

では出発を3週間後に控えた寺嶋コーチのインタビューです。

自己紹介をお願いします。

寺嶋啓、28歳です。現在はノアインドアステージ株式会社でジュニア育成のコーチをしています。Keiという錦織選手と同じ名前なので、海外でもすぐに覚えてもらえます、笑。

バルセロナに行くことになった経緯を教えてください。

コーチの勉強をしたくて、稲本さんのウェブサイトから連絡を取ったのがきっかけです。稲本さんのバルセロナ遠征に同行して、サンチェス・カサルアカデミーで短期のコーチングプログラムを受講しました。その時に稲本さん、ヘッドコーチのアンヘルと3人で話をして今回のチャレンジをすることに決まりました。


昨年ジュニアと共にバルセロナに行き、コーチ研修を受講した時の写真(左上)

なぜ海外でコーチをしようと思いましたか?

世界に通用する選手の育成をしたいのに、自分が世界を知らないのでは話にならない。人から聞いた情報ではなく、自分が世界に揉まれなければならないと思いました。

なぜスペインで学びたいと思いましたか?

先輩コーチが、元IMGで働いた経験があり、海外から吸収したいと相談したところ、今の中心地はヨーロッパなので、ヨーロッパを勧められました。

このチャレンジ中に期待すること

スペインの強い選手を生み出すテニスの雰囲気、文化を学びたいと思いました。指導法はインターネットからでも学べますが、現地でしか学べないことがたくさんあると思います。それを吸収したいです。

不安なこと

日本で語学をかなり勉強しましたが、実際に仕事で使うとなると不安があります。

バルセロナで実現させたいこと

とにかく延長して滞在したいです。学ぶことも大切だけど、稲本さんが言うように、現地でも一人前のコーチとして認めらて、1年後も活躍していたいです。現地の選手をしっかりサポートして試合で勝たせたいです。スペインのフューチャーズやチャレンジャーなどを見て勉強し、そこで日本人に限らず、指導した選手に結果を残させるのが目標です。

外国での指導で気をつけようと思っていること

日本ではコミュニケーションが一方通行的になりやすいですよね。先生と生徒の関係が上下関係です。対してスペインでは、一歩通行ではなく、いつも共感が生まれるような雰囲気があるので、自分もそのようなコミュニケーションをしようと思っています。

本人

インタビュー後の私の感想

羨ましいの一言です。実は、私自身が29歳の時に、バルセロナに行き、アンヘルに同じようなお願いをしてOKをもらっていました。私の場合は、3ヶ月バルセロナ、3ヶ月日本というデュアルライフを構築して、双方でコーチをするという計画でした。ですが、当時の日本の職場では、そこそこ軌道に乗った働き方をさせていただいていたので、自分だけ勝手なことはできず、チャンスは流れてしまいました。私の夢は、少し違う形で彼に託します。彼のようなチャレンジをしたい方、また、所属コーチを海外で働かせてみたい方など、ご協力できる限りさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。彼の奮闘ぶりは定期的にブログで紹介していきますね。お楽しみに!!

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