お子様が練習と同じように試合でプレイできない時に読んでほしいこと
お子様の試合を見ていて、練習の時の力が出せていないと感じることはありますか?
またそうであったとしても練習と試合は違うからと納得してませんか?
そこでどんなことが起こっているのかを理解すれば、練習と試合のプレイは近づいてきます。
テニスの打ち合いは相手ありき
テニスは対戦相手とボールを打ち合う競技です。練習中のプレイがとても良いのに試合になると、その良さが出せない選手は、練習の時と試合の時とで相手のプレイが変わっている事に気づく必要があります。
テニスは対戦相手によってヒッティグ感覚が変わる
・自分よりも格下の選手と対戦する時
・自分と同じレベルの選手と対戦する時
・自分よりも強い相手を対戦する時
・自分よりも格下の選手と対戦する時
練習でしているテニスではなく、相手のテニスを受け止めて、足を動かし、自分のテニスを捨ててでも勝たなくてはなりません。
・自分と同じレベルの選手と対戦する時
ある意味で一番思いっきりできません。スコア的にも必ず競りますから、伸び伸びと打つテニスを抑えてでも勝利して、勝ちたい選手への挑戦権を得ることが大切です。
・自分よりも強い相手と対戦する時
練習で行なっているようなテニスをします。少々のリスクを背負っても果敢に戦います。
もうお分かりでしょうか?テニスの試合で伸び伸びと練習でトライしているプレイができるのは、自分よりも強い、目標とする選手と対戦する時だけです。練習と試合のプレイが異なる選手は、格下や同じレベルの選手と対戦する時も伸び伸びとプレイしようとして、相手のボールと噛み合わずに自滅しているケースがほとんどです。
ヨーロッパのクレーコートで育った選手は落ち着いてラリーから入ってくる
ヨーロッパのクレーコートは球足が遅いので、サーブレシーブの後、まずしっかりとラリーから入る戦い方が身につきやすいです。ですが試合で空回りするジュニアは、サーブレシーブの後、すぐにコーナーに仕掛けていませんか?
テニスはトーナメントスポーツであることを理解する
勝ち方を知っているジュニアは、決して『返すだけ』がうまいのではなく、上記の噛み合わせを感覚で理解しています。噛み合わないラリーから無理に練習通りの、目標とする選手を倒すボールを打ってもボールはコートに入りません。テニスはトーナメントスポーツです。リーグ戦ではありません。自分が目標とする選手と対戦するまでは、負けてはなりません。しっかりとラリーから入って、相手との関係を理解して戦えるようになれば、練習と試合の差がなくなてきますよ。練習のテニスが良くなってきているのであれば、後もう少しです。
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