遠征中の勉強時間でわかるオンコート&勉強中の集中力がある子の見分け方。
私の遠征では空き時間ができると勉強します。今回、11月のバルセロナ遠征の時に気がついたことがあります。今回参加したメンバーは、過去に例を見ないほど勉強に集中することができるメンバーでした。何人かは学校での成績も知っています。中学受験をして難関校に入れる成績を収めている選手も数人いました。
集中できる子の特徴
午前中、朝ご飯を食べてから毎日2時間ほど勉強しました。テニス同様に勉強の様子も観察していると、集中できている子の特徴が見えてきます。
①目がキョロキョロしない
②手が動いている
この2つです。
①はテニスでも同様のことが言われます。試合中、目がキョロキョロする選手は良くないです。強い選手ほど、ポイント間もガットを見たり、コートの一点を見たりしています。
②は2つに分類されます。1つは手を動かしてノートに書いている。もう1つは何もしていないが、頭が動いているので手が動くという動作。
仕事中、しきりに手を動かしている人の思考状態とは?「フル回転している」
考えている時間にペンを揺らしたり、指で机をトントンやるような動作です。テニスのレシーブの姿勢の時にラケットをクルクル回す人がいますが、同じような効果があるのかもしれませんね。
テニスとの共通点
そして今度はそういう視点でテニスを見ていると、集中できていない時は同じように目がキョロキョロします。そうすると側から見ると不安心理状態が伝わってきます。集中している時は、手で足を叩いて動くように意識付けをしたり、ガッツポーズを作って自らを盛り上げたり、わざとぶらぶらさせて力を抜いたりします。します。できなくなってくると手はだらりと下がり、プレイする時のみ動くようになります。
集中をコントロールしよう!
目と手の動作をコントロールできれば、勉強もテニスも集中力に大きな効果を期待できます。テニスのメンタルトレーニングでは、このような練習中・試合中の態度のコントロールを勉強します。目線をコートの一点や、ガットの一点などに合わせる癖をつける。手の動きは、足を叩いて動かすように意識付けをしたり、拳を握って高揚させたりできます。遠征で勉強に集中できない選手は、すぐに目がキョロキョロし始めますし、ノートにはほとんど何も書いていないです。集中して勉強できる子は、計算問題でも漢字でも、まず手を動かしてノートに書き込んでいます。選手達の勉強やテニス中の目や手の使い方を観察していると、集中につながる動作が見えてきます。
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