お子様のテニスを見ていて『なんでできないの!』って思ってしまった時に読んでほしいこと


練習や試合の前にお子様にアドバイスをすることがあると思います。アドバイス通りにできない時に、
『なんでできないの!』
と腹立たしい気持ちになったことはないですか?

言われた通り打つのは難しい

素振りではできることと、ボールを打つ時にその通りできることはまた別問題です。素振り通り打つには、
①素振りと同じ打点で打つ
②ボールを飛ばしても同じ振り方ができる身体を持っている
ことが必要になります。①は簡単なボールを出せば解決できますが、②に関しては一朝一夕には解決できません。地道な身体作りが必要になります。

言われた通りに戦うのは難しい

ボールの配球などが指示通りにいかないこともよくあることです。
①相手のバックハンドを狙って行く
②焦らずに3球は相手コートに返す
など、なかなかミッション通りにプレイしてくれないものです。作戦は、言う方からすると簡単に感じますが、それを遂行する方からするととても難しいものです。そもそもコーチの指示通り戦える時点でプロ級の腕前の持ち主だと思って良いと思います。

大切にしてほしいこと

ここで大切なことは、子供達は、言われた通りにやろうとしているということです。それでもすぐにはできないものなのです。私もコーチとして、打ち方や戦い方のアドバイスをしていました。上手くできない子供達を見て、『なんでできないの!』って感情が込み上げてきたことは何回もあります。

そんな時は、選手たちの目を見るようにしていました。

みんな一生懸命打っています。すでに打ったボールはうまく打てなかったけど、次に打つボールには、大人の何倍もの期待を込めて打てるのがジュニア選手の素晴らしいところです。『なんでできないの!』と思った時には、ぜひお子様の一生懸命な眼をみてあげてください。一生懸命言われた通りやろうとしているのに、なんでやらないの!なんて言ってしまったら。。。大変です。

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