初海外でも、もっていき方次第で子供達は英語を操り始める!!その成功例とは?
英語を学ぶことの楽しさを感じられるのは、自分の話した英語が相手に伝わった瞬間ではないでしょうか?子供達は、外国人がいる環境に入ると数日後には、自ら話し始めます。話すというか、コミュニケーションを取り始めると言った方がいいでしょうか。コーチに英語でアドバイスされても、最初は頷いているだけですが、少しするとコーチの冗談に笑い、そして挨拶をし始めます。
まずは、相手が話したがっていることを伝える
私の短期の海外遠征は2週間くらいですが、2週間だと、自分から言いたいことを言えれば1つのゴールだと考えています。日本人の場合、まず指導者に言いたいことを言うという習慣がありません。指導者に対しては、意見を言ってはいけないという不文律がまだまだ存在します。私がミーティングやご飯の時に子供達に対して行う最初のアドバイスは、『コーチ達は、みんなが思っていることを言葉にして話してくれることを待っているよ。』ということだけです。
事実、バルセロナのコーチ達は、頑張って話そうとすると一生懸命聞いてくれます。コーチ達は、スペイン人だったり、南米のスペイン語圏のコーチが多いので、英語は母国語ではなく後から勉強して習得した言葉。できない人の気持ちもわかってくれています。オンコートでの英語でのコミュニケーションが苦手な人は、実は、日本語でも苦手だったりします。日本人は必要最低限のことしか言葉にしない習慣がありますから、英語を話すためには、おしゃべりになる必要がありますね。くだらないことでいいから話すことが大切です。うまく話そうとする必要はありません。
次に綺麗な英語を教えるのではなく、うまく伝わるコツを教える
『バナナはありますか?』ってなんて言えばいいんですか?って私に聞いてくるジュニアがいたので、語尾を上げるだけで通じるんじゃない?なんて言うと『バナナ⤴️?』なんていって身振り手振りで伝えています。伝わると自信を持って次々にコミュニケーションを取り始めます。外国人に対して『国籍はどこ?』って聞きたいというので、それをそのまま翻訳するよりも『Where are you from?』ってちょっと言い方変えると知っている表現になるよねと教えました。ですが、それも忘れたそうで、『Spain?』『France?』とか言って一つずつ聞いていましたね。うまく話せていないと感じるかもしれませんが、教科書通りの英語ではなく、自ら伝えようとし始めるともう大丈夫です。
最初のハードルさせ超えさせてあげたら、子供達はあっさり大人を追い抜いていく。
10日経つ頃には、コーチに対して、『I want to play more strong player.』 と言って、もっと強い相手とやらせてくれ!って言えるようになっていました。もっといい表現はたくさんありますが、伝わっていたので十分でしょう。こう言った英語の上達の仕方は、海外に行かないとなかなかできないものです。伝わる楽しさがあれば、子供も大人も語学の最初のハードルを越えることができます。誰でも最初は恥ずかしいし、難しい。ですがちょっと上手いこと背中を押すだけで、子供達は大人の何倍ものスピードで成長していきます。正しい英文を教えるのではなく、相手も話したがっていることを教えてあげて、うまく言いたいことが伝わるコツを教えてあげたら、子供達は勝手に学び始めます。
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