海外留学で気がつく間違った先入観。
テニス留学をして海外の子供たちと触れ合うことで学ぶことができることはたくさんあります。
間違った先入観を正すことができるというのもその一つだと思います。
日本は辺境の小さな島国で、私自身も海外に出るまでは
『外人って。。。』のような偏った考えをメディアや本、
人から聞いて信じきっていました。
国民性やキャラクターは当然存在しますが、必要以上に偏った先入観はよくありません。
テニスで例えると、外国人はセルフジャッジが汚い、試合態度が悪いなどなどネガティヴなイメージがあります。
確かに日本と比べると、試合態度の悪いジュニアは本当にひどいです。
ラケット投げまくり、叫びまくりという選手もいます。ですがごく一部です。
ほとんどの選手は、スポーツマンシップがありますし、礼儀もきちんとしています。
ごく一部を捕まえて悪い先入観を持ってしまうのは、もったいないですよね。
ただ負けることが本当に嫌いで、負けだすととにかく態度に出る選手が多いのは言えるかもしれません。
ですが本質的には良い子ばかりです。片言の英語でも話しかければ聞いてくれますし、
試合で負けて落ち込んでいれば声をかけてくれます。
日本チームを慰めるU-12のバルセロナの選手の振る舞いに絶賛の声
12歳でかっこよくこんなことができることも、知っておくべきです。
日本人は良くも悪くも考えていることが表に出にくいので、良いも悪いも伝わりにくい。
先入観で欧米人が横柄であるなんて思っていると、海外にきて態度が横柄になってしまう日本人がいますが、
とても残念なことです。スペインのコーチは、日本選手は礼儀正しくて素晴らしいと褒めています。
挨拶の時に出るお辞儀も、コーチをリスペクトしてる証、スペインの選手にも真似させたい、
素晴らしい日本の文化だと言ってくれています。
外国人への先入観をなくし、母国日本の文化に自信と誇りを持つことは、
海外留学で学べるとても大切なことです。
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