スポーツは脳に良い刺激を与え、脳の働きを促進することが立証されている。スキマ時間の使い方を教えてあげて勉強との両立を目指しましょう!
子供にスポーツで身体を動かすことはさせたいけれど、あまりスポーツばかりでも勉強の成績に響きそうで怖い。
という不安に陥りませんか?
ご安心ください、アメリカの研究でスポーツをすることで子どもの記憶力に好影響かあるという結果がでました。
アメリカのイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で行われた研究から、『子どもにとって、運動は記憶力UPの後押しになる』ということが分かり、科学と医学の研究を扱う専門誌『PLoS ONE』に掲載されました。
対象は9歳〜10歳の子どもですが、ランニングの結果が良かった子どもたちは暗記力が良かったそうです。
そしてデンマークで行われた研究では、自転車や徒歩で通学している子どもの方が集中力が高いという研究結果がでています。
また同じくイリノイ大学の研究してでは、運動をよくする子供たちは、脳の白質という脳の様々な分野をつなぐ『道』が顕著に発達してきることが発見されています。
『うちの子運動ばっかりで勉強してしないの』と嘆かなくてもOK!運動は脳の発達に◎ー米調査
アメリカでも運動と勉強の相関関係に興味があるという日本と同じ問題定義をしていることも面白いです。
先進国であればあるほど、子供たちにスポーツを思う存分させたい反面、将来への不安も同じくらい大きいのでしょう。
それぞれに割く時間の割合などのマネージメントは必要でしょうけど、身体を動かすことは、脳に良い刺激を与えて、勉強に好影響を及ぼすことは間違いないようです。
テニスが強くて勉強もできるジュニアの特徴は、スキマ時間の使い方が上手いことです。
学校から16時過ぎて帰ってきて、17時半からテニス。こんなシチュエーションの時、できるジュニアは、このスキマ時間で宿題やその他の勉強をきっちりこなします。
テニスクラブに来て、空いているスペースでサッと宿題を片付けてしまいます。まわりはテニスが終わって雑談している大人達が座っている環境であるのにも関わらず、しっかり集中して学習します。
この写真は海外遠征中、乗り換えの飛行機を待つ時間を使って勉強をしているところです。
テニスは都道府県でトップクラス、勉強も学校でトップクラス、このようなジュニアはたくさんいます。
スキマ時間にしっかり勉強する習慣を身につけることができれば、それはテニスへの集中力にもつながります。
運動することで、脳には良い刺激があることが立証されていますから、あとは時間を上手く作って机に向かう時間を作りましょう。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方