放任主義とは違うヨーロッパのユルい雰囲気に学ぼう。お子様が伸びるような接し方を模索しよう!!


日本と比べると練習の雰囲気がユルいヨーロッパ

スペインやフランスなどでは、日本の常識的な考えから表現すると、ユルい雰囲気で習い事をしています。時期によっては、遊び半分の雰囲気で取り組んでいることもあり、試合が近づくと一気にギアを上げたりします。

試合後の雰囲気もヨーロッパと日本は対照的

試合後の雰囲気も違います。日本では、負けた試合を振り返り、反省会をし、練習環境があればその日のうちに練習をして確かめます。誤解を恐れずに言うと、ヨーロッパなどの大会で負けた後も、モリモリ練習をしているのは日本人くらいです。(もちろんしっかりやっている海外の選手もいます。あくまで全体的な雰囲気のお話です。)ヨーロッパでは、例え試合で負けても、まずは試合が無事に終わったことを喜び、負けたとしても、それほど責めることなく、『今日は運がなかったね。』的な雰囲気で終わります。
 

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多様性を認めて選択する

どちらが良いとか悪いとか言うつもりはありません。ただ、異文化のことも知った上で、多様性を認めて、自らの道を選択した方が良いと思います。日本で試合後に反省会をして練習をするという行為が、
①努力する姿勢を身につけるため
ということが目的ならば良いのですが、
②勝つという結果に結びつけるため
という目的ならば、その目的は達成できるかわからないし、そうしていない国々でも勝つという結果に結びついている現状があるわけです。またあまり努力する姿勢ばかりを身につける方に偏っても、結果に結びつかないと選手は疲れてしまいます。

どのやり方がお子様に合うのかを見極めるのは、お父さん・お母さんの役割

要は、そのやり方が、お子様に合うかどうかです。放任主義が良いというのとは全く違います。お子様の特性を知った上で、ベストな接し方を模索することが大切だと思います。テニススクールでは、プライベートレッスンの時しか個人対応はできません。選手おのおのの特性に合わせることは不可能です。誰かに合わせれば、誰かには合わなくなりますから、平均的な対応をします。ですが、お父さん・お母さんにはお子様に合った個人対応が可能です。目的を決めて、ご家庭の方針に合った接し方をしていきましょう。

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