海外でジュニアを伸ばす要素と日本にある似て非なる要素
海外を経験するとジュニアは伸びる
2013年からジュニア選手を海外に引率する仕事をしています。その活動の中でわかったこと、それは海外を経験するとジュニア選手は伸びるということです。
指導が特別違うわけではない
10年前と違い、インターネットの進歩とスマホの普及で、情報は、やる気がある指導者には、平等に伝わるようになりました。フェイスブックのタイムラインに流れてくる練習方法は、良い意味でどれもよく似ていますよね。そして海外には優秀なコーチがいますが、日本にも優秀なコーチはたくさんいます。海外だから良いというものではりません。
違うのは空気
日本の環境と圧倒的に違うのは空気です。そこには失敗を許容する空気があります。
失敗を許容する空気+高いレベルの競争
この組み合わせで選手は成長します。
失敗を許容する空気≠開放感
失敗を許容する空気と開放感は全然違います。苦言を呈すと、日本のジュニアは、失敗を許容する雰囲気を作ろうとすると、開放的になってしまいます。
本質的に負けず嫌いじゃないのか?
それとも日頃締め付けられすぎで、逆に振れてしまうのか?
開放感を味わいたいなら、テニスで海外に行く必要はなく、旅行で南の島に行った方が良い。開放感・自由・放任、どれも選手を育てることには繋がりません。失敗を許容する空気を生み出している本質的なものはなんなのか?探し続けてます。
合わせて読みたい価値観の違いがわかる過去記事
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方