ヨーロッパのジュニアが低年齢の時に育んでいる能力
テレビで見るプロの戦いでは
全仏オープンを中心に活躍するヨーロッパのクレーコーター達のテニスは、スペインのナダルを筆頭にスピン・粘り・体力といった要素がフォーカスされます。
ヨーロッパのジュニアの大会では
それらの要素が顕著にプレイに出始めるのは、U14くらいからで、U12まででは、その他の要素がプレイに現れています。それは
多彩さ・クリエイティビティ・アイディア
です。球足が遅いクレーコートで育まれるこれらの要素は、その後もクレーコーター達の強さの基本として残っています。ですが、テレビの映像からは、なかなか伝わってきません。ドロップショットを使うから多彩というのとはちょっと違います。
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テニスの本質
分かりやすく言うと、
ボールのやりとりの中で、相手の嫌がることをする
このテニスのラリーに必要な本質的な能力を、ヨーロッパの選手は低年齢の頃から鍛えています。海外では16歳くらいから大人の大会にチャレンジしていくことは珍しくありません。特に男子はパワーでは絶対に通用しないのに、強い選手はそれでも勝ち上がってATPポイントを獲って行きます。それは、ボールのやりとりの中で、相手の嫌がることをするというテニスの本質が磨かれているからだと思います。
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