全仏オープンのテレビ中継からは伝わってこない、テニススタイルの構築に大切なこと


それは、
ボールの重さ
です。

遅い

本場のヨーロッパのクレーコートは、日本のクレーコートよりもさらに遅いサーフェイスです。バウンド後のボールの勢いは、スピードよりも重さとなって反映されます。テレビで見ていると、選手は軽々とボールを打ち返しているように見えますが、相手のボールの重さを毎回受け止めて、そして跳ね返しています。

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攻めたいのに攻められない

ボールのスピードは速くないので、前に入って叩けそうなのに、なぜか後ろに下がらされてしまう。攻めるリズムを失ってしまって、ポイントの取り方がわからなくなる。そういった攻防が繰り広げられています。

異質

日本で球質が重く感じる選手はいますが、ヨーロッパのクレーコートでの重さはまた異質なものです。こればっかりは経験しないと、なかなか伝わりません。速い・早いという概念ばかりになりやすいジュニア期に、遅い・重いという経験をしておくと、テニスの深みが体験できるとともに、テニススタイルの構築に好影響だと思います。

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