強くなるジュニアに共通しているコミュニケーション能力


それは
一線を引いたコミュニケーション
です。

前職での経験

昨年の夏まで、大阪の江坂TCでジュニア選手育成部門のヘッドコーチをしていましたが、私の方針でジュニア達に敬語を強要することを控えめにしていした。海外でのコーチと選手との関係を見ていたことが大きく影響しています。子供達は、コーチと話す時もフランクな言葉使いをすることが多かったです。あまりにも目に余る言動は注意をしましたが、楽しい雰囲気は作れていました。競技テニスは、楽しいことばかりではないので、まずは、テニスコートに来ることを、楽しいと感じて欲しかったんです。

その中で強くなっていったジュニアの特徴

強くなるジュニアは、敬語というツールを使わなくても、『私たちは、コーチと選手という一線を引いた関係です。』ということを雰囲気で伝えることができていました。それができれば、少しくらいノリが軽かったり、敬語を忘れてしまうくらい問題ありません。逆にそれができていない選手は、コーチのアドバイスの吸収が悪かったように思います。低年齢でもできるジュニアはできます。

動機付けの必要性

そういう線引きが自然とできるジュニアは、全体の2割くらいで、その他のジュニアに対しては、ある程度の動機付けというか、楽しいだけじゃなくて、テニスを学びに来ているんだからという緊張感を持たせることが必要でした。

海外でも

日本だけに限らず、強くなるためにはコミュニケーション能力は必要です。海外では、自己主張が必要になりますが、日本語で言う『無礼な態度』は海外でもご法度です。
自己主張をする≠失礼なことをいっても良い
ではありません。あくまでコーチが言った内容に納得いかないことがあり、それを解決したいという気持ちがあっての自己主張です。

日本でも世界でも

コミュニケーション能力はとても大切です。それは語学堪能というだけでなく、相手を敬ったり、相手の気持ちになってコミュニケーションをする能力です。日本人は、礼儀正しいので海外のコーチの評判はとても良いです。学ぶ側のコミュニケーション能力は、とても重要です。

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