2017クロアチア遠征スタート!テニスと向き合う2週間!!
今日から2週間、クロアチア・ドブロブニクへジュニア3名と共に遠征に来ています。ヨーロッパ中からハイレベルな選手が集まるテニスキャンプとテニストーナメントに参加してきます。(写真は出発の関空にて)
この遠征で経験できること
・クレーコートのプレイ経験
・同年代のヨーロッパジュニア選手との練習と試合
・クロアチアの低年齢大会のホスピタリティー
クレーコートのプレイ経験
現地のコートは、ヨーロッパでおなじみのレッドクレーです。
・球足が遅くて、ラリーが長く続くこと
・スピンボールが高く弾むこと
などが特徴です。詳しくは下記リンクより過去記事を参照してみてください。日本国内では、まず体験できないフカフカした土のコートでの遅い展開。攻めても守っても簡単にポイントを取ることができません。選手目線で言うと『テニスのタフさ』を学ぶということになりますし、コーチ目線で言うと、『テニスの奥深さ』を学ぶことになります。
同年代のヨーロッパジュニア選手との練習と試合
テニスを始めた頃から、レッドクレーでプレイしてきているジュニア達と練習したり、試合したりすることで、彼らの持つ心・技・体に触れることができます。クレーコートを得意とする選手の特徴と言えば、パワフルなトップスピンととにかく走れる強靭なフィジカルというイメージが強いと思いますが、低年齢の大会で目を惹くのは、そのプレイの多様さです。
・多様な戦術
・変化をつける能力
・意外性のある配球
など、見ていて楽しいテニスが展開されます。
クロアチアの低年齢大会のホスピタリティー
低年齢のジュニアに過度のプレッシャーを与えないようにという、大会運営側の配慮から、試合の後にお楽しみイベントが多数用意されています。コートに立てば真剣勝負、コートを離れればライバル達と楽しく過ごす、そんなオンとオフの使い分けを経験でき、海外の友達をたくさん作ることができるでしょう。
この遠征で学んでほしいこと
この遠征で学んで欲しいのは、
・アイディア溢れる多様性のあるテニス
・クレーコートでのタフな競い合い
・自立した生活
です。上の2つは日々の練習で経験しながらアドバイスしていきます。加えて遠征では、生活面の向上も目指します。今回は自分達で洗濯にも挑戦してもらいます。将来的には自分達で世界の大会に行くことになるでしょう。試合が遅く終わり、明日への休養を取りたいのに、コインランドリーを探すのは大変です。洗濯なんてそれほど難しくないですから、空き時間にサッとできるようになっておくといいです。
自分と向き合う時間
ジュニア選手には、将来どうなりたいのか?という点で、コミュニケーションを取りたいと思います。もちろん、プロテニス選手を目指すと思いますが、そのことと『テニスにしか興味がない』というのは別問題です。テニスを太い軸にして、色んなことに興味を持つ人間になってもらいたいです。
私ごと
(キャンプ&大会会場横の海)
とにかくテニス・テニスの指導・ジュニア育成というものに、しっかりと向かい合う2週間になります。もがき苦しんでこようと思います。
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