2017クロアチア遠征5日目 この遠征でクレーコート上で成長するためにも、基本の基本へ立ち帰ろう!!
6月18日から2週間、クロアチア・ドブロブニクへジュニア3名と共に遠征に来ています。ヨーロッパ中からハイレベルな選手が集まるテニスキャンプとテニストーナメントに参加します。(写真はテニスキャンプ3日目の練習後)
5日間のテニスキャンプ終了
クロアチアに到着した翌日から毎日6時間のテニスキャンプが終了しました。ヨーロッパ各国やオーストラリアからも参加があり、体格差&レッドクレーに苦しめられた5日間でした。感じたことや課題については昨年も同じ壁に当たっていますので下記リンクの昨年の記事をご覧ください
②ディレクションチェンジの差。打つ技術だけでなく戦い方の向上が必要!!
③重いボールに苦しめられる。パワーの差はどんな事で埋めていけばいのか?
課題克服には、昨年も書いたように、多彩な変化をつけたプレイを身につけて、パワーに頼らない攻撃力を身につける必要があると思います。そしてその土台となるのは、
準備の早さとフットワーク
です。
とにかく。。。
クレーコートだけに限らないですが、特にクレーコートでは顕著にその弱点が露呈されると感じるのは、フットワークです。フットワークにも色々ありますが、最も足りないと感じるのは、
次のところに行く能力
です。基本的に選手たちは、その場にいるように見えます。
次のところに行く能力
・自分が打った後
・相手が打つ時
・相手が打った後
頭の中で戦術が描けていない選手は、センターに戻る動きが入るくらいで、この3つの時間帯全てで同じ場所にいます。頭の中で描いているプレイをするには、自分が打った後、次に打つ場所へ移動していかなければなりません。
次のところってどこ?
自分が打った後、センターに戻りながら、自分が打ったボールがどれくらい効いているのか判断し、相手が打ちそうなところを感覚的に判断して動きます。それができると、動きが繋がっているように見えます。できないと、その場にいて、毎回動きが1回止まって見えます。当然、前や後ろへの前後の動きが少なくなります。
昨年のように
昨年のクロアチア遠征では、最後にはプレイ内容に成長が見られました。今回の遠征でも帰国までに成長が見られるようにプッシュしていきます。準備を早くして、足を動かす。というのは、テニスの基本中の基本動作です。ですが、球足が遅いコートでは、ついつい準備を遅くしてしまい、足も止まってしまいます。基本中の基本の土台を確認して、その上に『多彩な変化をつけたプレイを身につけて、パワーに頼らない攻撃力』を積み重ねていけるようにプッシュしていこうと思います。
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