スペインの元ツアーコーチが、ジュニアのミスを指摘する時に必ず聞くこと。
それは、
なぜそうしようとしたか?
です。
失敗した時
エラーの内容に対してアドバイスをする前に、『なぜ今、右に打ってネットに出ましたか?』と質問します。するとジュニアは、『相手のバックを狙って撃ちました。』と答えます。それ以上は、ミスに対して触れません。やっていることに選手本人の意図があれば、それでOKです。
大切なこと
彼が大切にしているのは、『何かしようとすること』する。自発的にトライするマインドです。
テニスは練習すると上手くなる
テニスを始めてから数年は、練習するとその練習時間に比例して上手くなります。試合での成果も出ている試合数に応じて力がついてきます。(力があっても戦績につながらないケースは除く)それより上に行くには、何か仕掛けて攻撃・崩すということができるようになる必要があります。ですが、テニスが上手くなった時には、戦い方も固まっているケースが多く、そこからの変更はかなり困難です。
ヨーロパのジュニア
ヨーロッパのジュニアを見て感じるのは、テニスが下手なうちからそれができていることです。多彩なプレイをしますし、粘り強く戦う能力も高いです。
組み立て
何かしようとすること
↓
トライ&エラー
↓
一瞬の判断の向上
このスパイラルを日々の練習で行える選手は、ポイント練習やマッチ練習を行うだけで、良い戦術練習になります。9月のキャンプでは5日間を使って、練習中のこのマインドを構築できるようにしていきます。
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