テニスのストロークで重いボールを練習する時に大切にしたいこと
それは、自ら重いボールを打つことではなく
相手に『重い!』と感じさせること
です。
重いボールを打つことが大切なのではなくて、相手に『重い!』と感じさせることが大切なんです。なぜそういう風な発想が必要かというと、日本人には、一生かかってトレーニングしても、ナダルのようなフィジカルを手に入れることは困難だからです。自分のパワーだけで打つよりも、相手のボールの力を利用する発想が求められます。
クローズドスキルとして重ボールを打つのではなくオープンスキルとして重いボールを打つ
日本人が重いボールを打つためには、相手のボールの力を利用することが不可欠。相手に『重い!』と感じさせるには、
・伸び(バウンド後の失速が少ない)
・早いタイミングでとらえる
・力まずに打つ
ことが必要になるでしょう。
ヨーロッパの選手とは違う
昨日の記事でバルセロで活動中のテニスコーチも語っている通り、海外では打ち方の指導はそれほど細かくありません。それは先天的に、ラケットという棒を振り回す筋力・パワーに長けているからではないかと思います。
ボール出し練習の時のイメージ作りが大切
ボール出し練習でフォーム作りを行うことが多いと思いますが、その時の出力のイメージ作りはとても大切になります。
・身体のどこに力を入れるのか?
・力を入れるタイミングは?
・身体をどう連動させる?
ただ、出されたボールに対して力を加えて重いボールを作り出そうとすると、力みすぎになります。ボール出しのボールはラリー中のボールほど生きたボールにはなりません。
具体的に
ボールを打つ前の1歩・2歩のステップで、ボールに対する勢いを自分でつけられると良いイメージ練習できます。それができないと腕っ節で打つだけになりがちです。下の動画はスペインで練習している選手ですが、うまくステップを使って勢いをつけています。力んでいるように見えて軽く飛ばしています。ラリーになれば相手のボールの勢いを利用して打てるタイプの選手です。
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