スペインテニスに学ぶ、ジュニアテニスの上達に欠かせない考え方
それは、
メソッドではなくシステムを大切にする
ということです。
(スペインのシステムについて語ってくれた時のアンヘルコーチ)
ストーリー
システムとは、いわば『ものの考え方』のようなもので、上達するまでの道筋、目標にたどり着くまでの物語のようなものです。ヨーロッパらしく哲学的な思想も入っています。
メソッド
上達のための方法論ももちろん大切ですが、『型』は誰にでも当てはまるものではなく、システムに則って努力した結果、独自の『型』が出来上がるという考え方がよしとされています。
イライラする時
お子様の練習を見ていて、イライラすることがあると思います。お父さん・お母さんがこれまで見てきたテニスの情報から生み出されている『正しい型』に当てはまらない打ち方をしているからです。大切なのは、これまでの正解に当てはめるのではなく、どのようなコンセプトで練習すれば、『正しい型』を表現できるようになるのか?といった考え方です。
システムを大切に
・戦い方
・勝ち方
・ボールへの入り方
・打ちたいボールの球質
などに留意して日々努力していくシステムを大切にしたいです。
低年齢
低年齢化が進み、身体が未熟なうちから、競技を絞って努力する選手が多くなりました。
・身体が未熟で個体差が大きいこと
・まだ低年齢化に拍車がかかって間もないこと
から、一人一人のジュニアにとっての『正しい型』にも個体差があります。身体が未熟なら、フニャフニャして見えることもあるでしょうし、筋力が弱いのに大人のようなスイングはできません。テニス以外の運動経験が少ないのであれば、そこで得られる、投げる・走る・跳ぶなどの動作のコツも習得できていないかもしれません。その状況で大人と同じような『型』を求めるのは不可能です。メソッドも大切ですが、上達へのシステムを重視して良い方向へ導いていけると良いと思います。
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