ジュニアテニスで、お子様のテニスにアドバイスする時のコツ!ヨーロッパで見てきたことと国内データの共通点。
お子様の練習や試合を見たあとは、テニスの話題になると思います。言いたくなくてもついついキツイ言い方をしてしまうこともあれば、我慢してテニス以外の会話をすることもあるでしょう。お子様の将来を考えると、一体どういう風に接するのが良いのでしょうか?それは、
応援する・励ます・褒める
です。先日の記事に書いたように、強いジュニは自己肯定能力が高いです。自己肯定能力が高いことで、目標設定ができてそれに向かって挑戦できたり、自分で決めた目標は最後までやり遂げたりと、自立心も身につきます。
ヨーロッパ
過去記事にも書いたように、ヨーロッパの子供達は、練習環境でも自由に発言し、自分の考えで行動します。日本の常識からすると我慢が足らないように映りますが、自己肯定力を高めるには良い環境なのかもしれません。
言い方
お父さん・お母さんの言葉でも、負ける=ダメなことということではなく、努力したことに関して優しい言葉をかけているシーンをよく見ます。日本人の私からすると、甘いな〜という印象も受けますが、先日見つけた統計データでは、このような接し方が子供の能力を伸ばすという結果が出ていました。
日本国内のデータ
ベネッセ研究所が、2016年3月14日に発表しているデータです。(以下にリンクを貼ってグラフを引用します。)
5割の保護者が「将来、子どもが自立できるか不安」 保護者の「励まし・応援」が、子どもの行動力や将来の目標を持つことにつながる
保護者の接し方と、子供の行動力や将来の目標を持つことにどのような関係があるのかを調べたデータです。このグラフは中学生のデータですが、小学生・高校生についても調べていて、ほぼ同じ傾向にあると書いています。
まず、お子様がやることに対して、
①口出しする
②口出ししない
かですが、それによって子供の反応に違いはほぼありません。差が出ているのは、
応援する(励ます・褒める)かどうかによってです。
応援だけでなく、励ましてくれるか、そして褒めてくれるかによって、子供達の目標設定やチャレンジ精神また、自立心や行動力に差が出ています。
甘い。。。
叱られて育った世代にとっては、どうしても厳しくしないといけないのでは?と思ってしまいます。今の保護者世代は、子供が多かった時の世代です。一生懸命競争させられて、勝ち残ったものが優秀という淘汰型のシステム。少子化になる今後は、ヨーロッパの人口が少ない国をお手本にすることが必要なのかもしれません。
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