海外の著名コーチから見た、日本人ジュニアテニス選手の優れているところ。
それは、
正確さ
です。
エスパルシアコーチ
3月に箱根キャンプに来てくれた、元ツアーコーチのエスパルシアコーチは、日本人ジュニア選手のことを高く評価していました。彼曰く、『下手な選手がいない。平均点がものすごく高い。』という評価でした。
そしてヨーロッパ各地でクリニックを行う彼は、ジュニア選手やツアー選手に対して、『アジアの大会に出て経験を積むべきだ。』と説いているそうです。アジア人の正確さ・テンポの良さから学べることがたくさんある。『クレーコートで育った選手は、アジアのテニスに触れて多様性を学ぶべきだ。』と言っています。
アンヘルコーチ
昨年、彼と話をした時に、エスパルシアコーチと同じように、『日本人のテニスはとても正確です。』と答えてくれています。アンヘルコーチは、
・クレーコートで競うこと
・身体作りを大切にすること
・低年齢からテニスを始めること
で日本のテニス選手の可能性は広がると言っています。
邪魔が入ると。。。
確かに、ヨーロッパのジュニア選手と比べても、日本のジュニアの正確性は上回っていると思います。同じコートで練習をしているのを見ると、
・球出し練習
・ラリー練習
では、特に正確さを感じます。ですが、試合になり、相手とのやりとりが始まると、正確さに狂いが生じ出します。
・コースを変える
・ペースを変える
・テンポを変える
わかりやすく言うと、邪魔されると、正確さが保てなくなります。
経験
相手へのプレッシャーのかけ方は、いろんなテニスと対戦し、経験することで学んでいくしかありません。正確さを武器に戦う選手は、変化が嫌いでしょうし、変化をつける選手は、正確に返球してくるテニスが苦手でしょう。相手のテニスへの対応力を上げるためにも、自らの正確性を生かして勝ち切れる自信をつけていく活動をしていけるといいと思います。海外のコーチから褒められるということは、日本人にとって、正確性は磨き易い能力であると言えると思います。
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