スペインの練習から学べるジュニアテニスで勝つために必要なフットワーク
それは
縦の動き
です。大きく分けると
・後ろへの動き
・前への動き
の2つに分けることができます。
後ろへの動き
下がる距離の大小でさらに2つに分けることができます。
①相手の弾むボールに対して後ろに大きくポジションを下げる
②相手の伸びるボールに対して足を半歩引いてスペースを作る
①相手の弾むボールに対して後ろに大きくポジションを下げる
クレーコートで必要となる動きで、バウンドが高いのでベースラインよりも2メートル以上下がることもあります。それでも肩の高さで打たされるほどです。
②相手の伸びるボールに対して足を半歩引いてスペースを作る
クレーコート以外でも必要となる動きで、深く伸びて来りボールに対してはショートバウンドになって振り遅れるよりも、足を半歩引いてスイングするスペースを作ってしっかりとスイングできるようにします。
前への動き
こちらも前に行く動きの大小で2つに分けることができます。
①伸びてこないチャンスボールに対して大きく前に入る
②伸びてこないある程度深いボールに対してしっかり踏み込んで行く
①伸びてこないチャンスボールに対して大きく前に入る
クレーコートで必要になる動きです。伸びてこない勢いのないボールは、待っていても打点が落ちるので、しっかりとコートの中に入って高い打点で打つ必要があります。
②伸びてこないある程度深いボールに対してしっかり踏み込んで行く
クレーコート以外でも必要となる動きです。これはしっかり打てると感じたボールは、ベースラインをまたぐ感じで踏み込んで打って行く(スタンスは無関係)必要があります。
横は動かざるを得ない
もちろん、横への動きは必要ですが、横への動きはボールに追いつくために動かざるを得ない動きです。対して縦への動きは、ルーズになってもボールを打つことはできるので、意識して動きを学ぶ必要があります。
②はすべてのサーフェイスで応用できる
特に、すべてのサーフェイスで効果を発揮する1m以内の小さい動きは、攻守をイメージする上でも大切になります。
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