スペインのテニスコーチが練習の効果を高めるため、ジュニア選手にボールを出す時に意識していること
それは、
勢いがないボールを出すこと
です。
自分から勢いを与える必要がある
勢いがないボールを飛ばすには、自分からボールに力を加える必要があります。
・身体の使い方
・ボールへの入り方
が大切になり、それらの習得に役立ちます。
自ら打点を選択する必要がある
ボールに勢いがないため、待っていると打点はどんどん下がっていきます。低い打点で打つと、
・持ち上げるので勢いがなくなる
・ネットの可能性が高くなる
など良くないことが多いです。自ら適切な打点を選択する練習になります。
負荷を変える
いつも同じように出すわけではなく、選手のパワーや年齢、その日の調子によって使い分けます。非力な選手だったり、疲れている選手には、少し勢いのあるボールを出して、打ちやすくする工夫をします。その逆をすると、負荷を高めることができます。
選手
こういった球出しは、打つ選手の側も練習の意図を把握する必要があります。自ら適切な場所に動いて、適切な打点で打つことを意識できないと、ただ緩いボールを打っているだけの練習になります。練習コンセプトを共有しておくと何倍も効果的です。
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