ジュニアテニスで、ヨーロッパの指導者から学ぶ個性の見抜き方


日本人の感性では、
・サボる
・手を抜く

ということは否定的に見られることはあっても、肯定的に見られることはありません。私もその一人ですが、短絡的に否定することも良くないのかもしれません。

細かいフットワークを使わない選手

足を細かく動かさなくてもミスが少ない選手がいます。ゆったりと動いているように見え、慌てて動くこともないですが、コーナーに打たれたボールには追いつきます。

フルスイングしない選手

しっかりと打つわけではなく、7割くらいのスイングで戦います。もっと強く打てばいいのにと感じることもありますが、あえて強く打たずにポイントにつなげます。

スマート

ヨーロッパのコーチは、うまく手を抜いている選手のことを、スマートと言う表現を使って褒めます。選手本人は、いたって真剣にプレイしています。うまく手を抜く方が、自分が勝てる可能性が高いことを知っているからです。

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(サンチェス・カサルアカデミーより写真お借りしました。)

マレー選手

高校時代のマレー選手も、スマートと言う表現を使って褒められていました。当時のマレー選手は、終始リラックスしてプレイし、バックハンドは8割くらいスライスのみでした。スペインドリルも、全てのボールをハードヒットするモナコ選手とは対照的に、リラックスして打っていました。ボールは伸びていましたが。

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個性

強くなるためには、うまく手を抜く能力も必要になることがあります。特に、肉体的なアドバンテージが少ない海外選手との対戦では、そういうセンスが求められることもあります。多様性のある観点でジュニア選手のプレイを評価したいですね。

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