ヨーロッパの優秀なコーチが、ジュニア選手を見る時に大切にしていること


それは
見る角度を変えること
(決まった角度からばかり見ないこと)
です。

部分→全体→俯瞰

できない部分があると、ついついそこだけにフォーカスしてアドバイスしてしまいがちです。部分の原因は、全体にあることも多いです。例えば、打つ時の手首の角度が良くないのは、運動連鎖を使った身体の加速が不十分であることが原因だったりします。近くで見たり、少し離れた観察したりしましょう。また、ものすごく遠くから俯瞰するように見てみても、発見できることはたくさんあります。

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表→裏

コーチはボールを出しながら選手のフォームをチェックすると、選手のある一定の側からしかチェックできません。ですから他の人にボールを出してもらったり、ラリーをしてもらったりして、選手を後ろから見たり、背中側から見たりと、角度を変えます。身体の開き具合一つをとっても、そのメインとなる原因を探るには、表側も裏側も全てチェックする必要があります。

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見えるもの→見えないもの

目で見えるものだけでなく、選手の考えていることも想像します。どのような戦い方をイメージして打っているのか。今打っているボールとイメージしている戦い方に整合性があるのか。見えない部分も踏まえてチェックします。

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同じアドバイスでも、違った角度から違った言い方をされると、ストンと腹落ちすることがあります。いつもいつも的を得たアドバイスをすることは、プロでも難しいです。角度を変えながら、視点を変えながら、数打ちゃ当たる作戦も悪くありません。

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