ジュニアテニスで、戦績を落とさずに受験を乗り切るために
テニスは下手にならない
受験期間中にテニスをゼロにしても、テニスは下手にはなりません。一度身についた技術は、自転車に乗るようなもので、一生モノです。ただ、体力は落ちます。そして練習せずに、技術が上がることもありません。余談ですが、テニスを始めた低年齢の時にある程度時間とお金を投資して、一気にレベルを上げておくと、一番効率が良いと思います。
一度戦績が落ちるとなかなか上がらない、テニスは継続したい
技術は落ちない、体力はまたテニスを再開すれば(数ヶ月はかかりますが)元の水準に戻ってきます。ですが、戦績が下がってしまうと、なかなか元に戻りません。
・受験で休まなかった周りの選手のレベルが上がっている
・ポイントシステムでシードがもらえないなどの悪影響がある
・モチベーションが下がる
など、複数の要素が重なり合ってのことだと思います。
テニスをやり過ぎない
後々、戦績を下げたくなければ、受験期間中も試合に出る必要があります。その時期に戦績をあげる必要はなくても、維持できるように週に3回くらいの練習と定期的な試合に出られるくらいの、テニスの時間を確保したいです。そうするためにも、受験期間中に入る前に、ある程度の学力をつけておく必要があります。受験まで時間がある時期から、勉強に割く時間を大切にしましょう。
仕方ないケースもある、各家庭で計画を!
受験に必要な勉強量が増えてきていると聞きます。1年では足らず、2年は必要と言われるようになってきているようです。日本のジュニアテニスでは、受験期間に入る時に、『引退』という言葉を用いてテニスをゼロにするという流れがあります。ですがそういったメリハリをつけるやり方以外にも方法はあり、日々勉強もテニスもしながら生活をマネイジメントしていく方が、効率的・効果的だと思います。もちろん難関校受験など仕方がないケースも多々ありますので、各ご家庭で軸を持ってプランニングしていきましょう。
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