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現在ジュニア選手を引率してクロアチアに来ています。選手達は、クレーコート３大会に挑戦し、粘り強く多彩な戦術を操るクレーコーターに挑戦中です。この遠征の戦いの中で学んでほしいことは、
・戦う姿勢
・配球の多彩さ
・メンタル面
です。

戦う姿勢

クレーコーターは落ち着いて、相手がいるところに打ち込んで来ます。勝負を避けているのではなく、自滅を避け、相手のテニスと向き合うために行っています。先にコーナーに打たれた時のため、絶えず足を動かせて準備していますし、そうならないように重いボールを打ち込んで来ます。

配球の多彩さ

ラリーが長く続くクレーコートという戦う土壌にプラスして、まだ低年齢の選手達には、１発で決められるパワーがありません。相手からポイントを奪うには、変化を織り交ぜた配球が必要になります。同じショットを繰り返さず、タイミングを変え、スピードを変え、高さ・深さを変えて揺さぶってきます。

メンタル

テニスは、相手よりも、あともう一球多く返球する強い気持ちで戦い続ける必要があります。その気持ちの勝負で負けて雑に仕掛けてしまうことで自滅に繋がります。クレーコーターは、その気持ちの部分がとても強いです。相手から気持ちの強さを学び、自らその能力をつけてもらいたいです。

中心地

移動距離をかけて得る経験は、成長を促してくれます。テニスの中心地であるヨーロッパジュニアの競争の場で、強くなるためのエッセンスを感じ取って、自分のモノにしてもらいたいと思います。