ジュニアテニスでヨーロッパのクレーコーターが打つボールの深さの秘密
それは
バウンド後のボールの軌道
です。
バウンド地点はそれほど深い位置ではなくても、選手には深く感じることがあります。バウンド後のボールの軌道が、高く跳ね上がり、頂点から落ちてくるところを打とうとすると、ベースラインの後ろまで下げられるからです。
合わせて読みたい過去記事
打点の高さ
打たされる位置が高くなることで、選手は打ちにくく感じます。バックハンドストロークであればなおさらです。高く弾ませて、バックハンド側を狙われると、深く感じてしまいます。
合わせて読みたい過去記事
打点が遅れる
ボールが回転し、立体的な軌道を描くことで、ほんの少し差し込まれます。打点が遅れることで、ボールが重く感じます。低くて速いボールであれば、面を合わせやすいですが、回転がかかっていると、速くなくても差し込まれることがあります。
合わせて読みたい過去記事
深い
バウンド後のボールが、高く弾み回転がかかっていることで、選手は伸びてくるように感じます。その伸びは、相手の踏み込みを困難にして、ベースライン後方に釘付けにします。リスクなく相手に深いと感じさせる方法をクレーコーターは知っています。
合わせて読みたい過去記事
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方