攻めていれば負けてもOK! 甘くないそんなサクセスストーリー!


低年齢の頃、とにかく攻めていた、見ている人を惹きつける良いテニスをしていたけど、ミスが多くて勝てていなかった。そんなジュニア選手が、後々強くなる。好まれそうなサクセスストーリーだけど、現実はそれほど簡単ではありません。そのままミスを連発し続け、上のレベルの大会に出るチャンスをもらえず勝てないまま年齢を重ねていくジュニアもたくさんいます。

2019年10月19日、お昼間に少し時間ができたので、気になっていたワールドスーパージュニアを靭テニスセンターに見に行きました。次の予定があり、あまり長くはいられませんでしたが、お目当の女子シングルスSFのAlex Eala選手の試合を見ることができました。

彼女を初めて見たのは、2015年6月、クロアチアで行われたスムリクバボウルでした。(下記動画にプレイの様子があります。)球足の遅いレッドクレーで10歳の少女が、とにかく攻める。ストロークだけでなく、ネットプレイにも果敢に挑戦し、自らポイントを取りに行きます。他のコートには、もっと上手い選手はたくさんいましたが、気がつけばその試合ばかり見ていました。

上手くいってもいかなくても、とにかく自分のイメージ通りの攻撃をしようとする姿は印象に残っています。昨日の靭テニスセンターでも。当時と同じく一歩も引かずに打ち込んでいくテニスを見ることができました。まだまだ技術的、戦術的に改善点はたくさんありますが、人を惹きつける魅力のあるテニスは健在でした。本日、惜しくも決勝で負けてしまいました。まだ14歳ですが、年齢は関係ありません。簡単な世界ではありませんが、グランドスラムで彼女の試合を見てみたいです。

注目記事

テニス留学・質問についてお問い合わせ