ダブルス練習がシングルスに生かせるのはボレーだけじゃない
昨日は2度目となるダブルス強化イベントを行いました。
私自身もスクールでジュニア強化をしている時は、なかなかダブルスに着手できない事情もあったので、
新鮮な気持ちで挑戦しています。
目標にしたのは、
『ダブルスはシングルスよりも楽という意識を捨てること』
です。
特に前衛に入ると、極端に運動量が落ち、積極的にボールに関わろうとする意識が薄くなる選手が多いです。
ポーチボレーに出る時以外でも、
・絶えず攻守を切り替えてポジションを変える
・絶えず見る方向を変えて適切な情報を集める
ことを繰り返して足も頭も動かし続ける必要があります。
そしてこの2つはそのままシングルスにも生かすことができます。
ダブルスを真剣に取り組むとシングルスに生きてくるのは、ボレーをすることだけではありません。
情報を集めて判断し続けることも学ぶことができます。
ダブルスの方がシングルスよりも、何をすべきか?
が明確なケースが多いので、頭の使い方としては学びやすいと思います。
また基本練習では、ポーチボレーに必要な当たりの厚いボレーに磨きをかけました。
相手の強いストロークを止めるには、少々スイングをしてもいいので強いインパクト圧を生み出す必要があります。
しっかりラケットを振って強く打つボレー → 走ってインパクト圧はそのままでスイングをコンパクトにする
流れで練習をしました。
後半の形式練習では、まだまだ足や頭が止まってしまうことがありましたが、
ボールが飛んでこなくても、運動量が確保できているダブルスに成長しつつありました。
慣れないうちは、自分がミスしなければそれでホッとしてしまうものですが、
それではもしかするとペアに大きな負担がかかっているかもしれません。
前衛が動かないとストローカーには大きな負担がかかります。
相手のポーチに対して守る意識がなくても同じくストローカーへの精神的な負担を増やします。
この考え方もシングルスに生かせます。攻撃的な自分と守備的な自分。
自分の中に生息するこの2人がどちらかに負担をかけ過ぎると良くありません。
バランスを保ち、偏らないことが大切です。
守れないから攻めるのではミスしてしまいます。
攻めれないから守るのも同様です。
また定期的にダブルス練習会も行う予定ですのでお楽しみに。
イベントは毎月2回開催予定です。
下記リンクから公式ラインに登録いただくと、イベントレッスンの情報を配信致します。
よろしくお願いします。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。