ガウフ選手の優勝で思い出すこと


テニスを指導する上で、いかに言語化するかについて頭を悩ませます。現場で自分の頭の中のイメージな上手く伝わった時は嬉しいものです。

ただ、まだまだどうしても上手く言語化できないことがたくさんあります。その代表的なものが、勝負強さみたいなものです。

USオープンでガウフ選手が優勝しましたが、私は2018年の全仏オープンジュニアでまだ14歳だったガウフ選手の試合を目の前で見ました。
相手はマクナリー選手でテニス選手だった母親にコーチしてもらったとても綺麗で完成されたフォームで打つ選手でした。

ファイナルセットでガウフ選手が勝ったのですが、第二セットか第三セット(記憶が定かでないです)で、ガウフ選手が思ったようなプレイができずに、投げやりな(日本でいうキレてしまった状態)プレイをして、マクナリー選手に大量リードを許すシーンがありました。

私も見ていた観客も、これでもう勝負は決まったという雰囲気になりました。

しかしそこからガウフ選手は、何ゲームも連取して逆転してしまったのです。

テニスの試合中に一度諦めてしまうと、そのメンタルを回復させるのはかなり難しいです。

それなのに、攻撃するボールが全て入り始め、マクナリー選手はプレイの質など落ちていないのに、どうすることもできないゲームが続きました。

あの集中力の深さ、メンタルの持って行き方は、どうやっても言語化できません。

言語化できないことは、それを再現するのが難しいということ。だから、ただ『すごい』としか言えないんです。

西岡選手の戦う姿勢にも似たものを感じますし、錦織選手の集中力にも言語化できないすごさを感じます。

『頑張る』とな『集中』では表せないパワー。しかも14歳ですでにそれを持ち合わせている。

継続的な集中力を身につける術はなんとなくわかりますが、瞬発的で深い集中力はどうすれば身につくのか?

いつか言語化できる日はくるのでしょうか。その時を楽しみにコートに立ち続けてみます。

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