奈良くるみ選手のインスタ動画に挑戦してみよう!
奈良くるみ選手のインスタ動画です。
軸足をしっかり決めて、なぜか踏み込み足を身体に引き寄せるようにして素振り、そして実際にボールを打っています。
まずはフォアハンド。
そしてバックハンドです。
私が江坂TCのジュニア育成のヘッドコーチになった時、アカデミーの練習に取り入れた特徴的な練習フォームです。
スペインドリルをするならこの打ち方を学んでから行った方が良いと思うフォームですが、実際の試合の中で使うことはほとんどないので、なかなか理解してもらえず、しかもコーチも使いづらい打ち方です。
でも、奈良選手がこうやってお手本を見せてくれると、選手たちにも一気に取り組むモチベーションが出そうです。
この下の動画はスペインドリルの0番で前後の手出しを打つ練習ですが、後ろに下がって打つ時に、奈良選手の打ち方をしているのがわかると思います。
この打ち方に挑戦する時の注意ですが、まず、実際の試合やラリーでこのフォームで打つことはまずないことを理解してください。
(まれに深いボールの返球で使用するときもあります)
これはあくまで、このドリルでのみ使用する打ち方です。
奈良選手も試合中にこうやって足を上げて打つことはなかったと思います。
ではなぜこんなフォームで練習するのか?
それは、ボールの打つ時の身体操作を見につけるためです。
・軸足からボールへの力の連動
・股関節と肩甲骨の連動
・身体が開いてパワーロスしないための連動
など、様々な効果が得られます。
実際にこのフォームで練習すると、肩甲骨がビューンと伸びるように使えるようになります。
軸足の股関節の動きも良くなるし、身体が回るけど開かないという感覚も覚えられます。
まずは素振りから入り、そして簡単なボールでいいので手出しで打ってみてください。
最初はなかなかうまくボールを飛ばせないと思います。
・打点が取りづらい
・ラケットが速く振れない
ことになると思います。
それでも続けていれば、少しずつ上手く打てるようになってきます。
動画のような前後に動きながら打てるようになれば、これまでよりもボールを飛ばせるようになります。
上のレベルに行けば行くほど、ボールをどれだけ飛ばせるか? はとても大切な要素になります。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 外人って何食ってるからあんなにデカくなるんだろう?海外のジュニア選手の食事。