吸収が早い時期
10月29日と11月5日、2週連続で小学生対象の練習会を行いました。
29日はドロップショットと弾むスピンで相手を前後に揺さぶる戦術。5日は自ら前後にポジションを移動して攻守の選択を行う練習をしました。
参加してくれた選手たちは基本技術はある程度固まってきていますが、戦い方はまだ試行錯誤している選手が多く、吸収力の高さに驚かされました。
打ち方同様に、戦い方も固まって来るもの。実は打ち方よりも戦い方が固まる方が指導者としては怖いです。低年齢のうちに柔軟性の高い戦い方を学んで欲しいし、ノリ良くいろんなことに挑戦できるマインドを育んで欲しいと考えています。
2週連続で参加してくれた選手の中には、2週めのポイント練習で要所要所でドロップショットを決めるなど、早くも成長を見せてくれた選手もいました。
2週目に練習した前後の動きは、地味なようで、ハードコートやクレーコートで勝ち抜くにはとても大切になります。
・自ら攻守を選択する判断力
・前後に動いても打点が正確にとれるフットワーク
が必要になり、試合の中で無意識に使えるようになるには時間がかかります。
それだけに早くから少しずつ挑戦して欲しい内容になります。
今回学んだ内容を生かして、戦い方に変化が出ると、固まりかけている基本技術がまた少し乱れます。ドロップを打ったり、スピンをかけて弾ませようとすれば、違うスイング軌道を学ぶ必要があります。
前後に動いてプレイしようとすれば、フットワークとスイングのコーディネート能力を高める必要が出ます。
そうやって良い意味での遠回りをしながらレベルアップしていって欲しいと思います。
練習会は毎月行なっています。
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