テニスの全体像


以前お笑い番組でお笑い芸人が

「歴史の勉強は石器時代とか古すぎる時代から始まるから、

距離感がわからない、昭和とか大正とかから勉強を始めて、さかのぼっていくといい。」

と言って笑いをとってました。

なかなか面白い発想だと思いました。

そして京大芸人の氏原さんは、受験の歴史の勉強をする時は、

一度に最初から最後まで教科書を読んでそれを繰り返して勉強したそうです。

各時代ごとには勉強しないそうです。

理由は、その方が歴史の流れがわかるからだと言ってました。

僕自身も最近、歴史に興味を持ち始めましたが

、何年に何があったとかいう記憶はあるものの、歴史の流れとか

そこで大衆は何を考えて、どんな生活をして、

といったことは全くイメージにありません。

さてテニスの話ですが、

ついつい各ショットの練習ばかりになりがちなのではないでしょうか?

プレイヤーにはテニスというスポーツの全体像が

どれくらい見えているのでしょうか?

選手コースのジュニアだと

、練習して試合に出て、負けて、勝って、そんな毎日を繰り返していく。

まずその体験が歴史の教科書を最初から最後まで

ざっくり読むという作業と同じだと思います。

フォアがどうの、バックがどうのと言ってるのは、

平安時代や鎌倉時代を無理やり暗記している作業に似ていると思います。

もちろん、それも必要だと思います。

器の大きい選手に育てるには、しっかりとテニスの全体像をイメージできて

練習に取り組むことが必要だと思います。

小学高学年で練習して試合に出てというのは、

歴史の教科書を軽く最初から最後まで読んでるようなもの。

みんな勝負の厳しさを体験し始めたところです

。何回も教科書を読むうちに、全体像が見えて、歴史の面白さや流れがわかってきます。

そして一つ一つの時代についての暗記力が高まってきます。

テニスに当てはめると、試合経験を積み重ねると

、テニスの面白さや上達の流れがわかってきます。

全体像が見えてないと、

フォアが。。。。

ボレーが。。。。

高い打点のショットが。。。

自分にないものばかり求めてしまいます。

部分ばかりを見ずに全体を見る。わかっていても難しいことです。

僕の留学していたバルセロナは毎日毎日、当たり前のようにハードな練習を6時間、

それ以外はごはんを食べて昼寝して夜もしっかり寝ての繰り返し。

それが1年間ずっと続きます。

ものすごく質のいい歴史の教科書を最初から最後まで読んでいるようなものでした。

もちろんあとから思えばですよ、笑。

毎日は精神的にかなりタフでした。

ジュニアプレイヤーには

良質の歴史の教科書を読んでるような毎日をすごしてもらいたいですね!

その為のサポートをしなければ!

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