型は必要か不要か!
テニスには、
『フォーム』という『型』が
存在します。
そもそも良いフォームというのは、
なんなのでしょう?
テニスが発祥した当初は、
『理想の打ち方』などなく
ボールを打っていたはず。
テニスの歴史が積み重なるにつれ、
そして、メディアが発達するにつれ、
『正しいフォーム』
『理想の打ち方』
などの、『型』が産まれました。
この『型』について、
僕も大好きな、侍ハードラー為末大選手の
ブログを以下に紹介します。
振り返れば、スポーツも既に正解があり
そこに私たちがはまっていく手法を
日本はとります。
正しいものがあってそれを習う。
教育全般もそうではないでしょうか、
学校も決まっていて、授業も決まっていて、
いろんな事が決まっている。
(途中略)
日本の考えでは、型が先にあるのです。
そして、内側にあるものをそれに合わせていく。
例えば、その空手の形ではやりにくいと言ったとしても、
それは私たちの方に問題があるとする教えがほとんどです。
その型が自然になるまで繰り返しなさいと教わって育ちます。
正しいのは型にあり、
それに合わないのなら
あなたの方が間違えているのだからと
教育されているわけです。
以上です。
為末選手は、
いわゆる『型破り』な練習をして
成果を出してきた選手として有名です。
だから、日本のスポーツの特徴を、
見事にとらえていると思います。
さて、テニスのお話。
僕は、為末選手のブログの中の
『内側にあるものをそれに合わせていく』
という一文が気になって仕方ありません。。
『型』を習得するのが、最大の目標になり、
自分の内側に感じる気持ちを抑えて
押し殺していく。。
どこかで、結果や勝敗を自己責任にしない、
またはできないルーツが
ここに眠っているような気がします。
『型』にはまった練習をしてきて、
言われた通りにしてきたから、
負けても納得。。。
『型』を不要とは言いませんが、
内側にあるものを、『型』に合わせてしまっては、
自分の能力を最大限に発揮できないような気がします。
この『内側にあるもの』を、
『型』にはめたり、
はめずに自分なりに表現することによって
『自分にあったいいフォーム』が
完成していくのではないでしょうか?
『卵が先か鶏が先か』になってしまいますが、
いいボールを打とうとするから、いいフォームになるのか、
いいフォームだから、いいボールが飛ぶのか。。。
ナダル選手にしても、
伊達公子選手にしても、
錦織圭選手にしても、
結果がでているから、
『いいフォーム』として認知されているけど、
教科書通りの打ち方でしょうか?
遡及的に考えてみると、
みんな、『内側にあるもの』を大切にしながら、
『型』をうまく利用して、
今のフォームを身につけていったのではないでしょうか?
結論としては、『型』は必要だけど、
逃げ場ではなく、それを基準として
自分自身を見つめ直す道具である!
よしばっちり決まった!笑!
『型』としては、コーチとはいえ
レッスン終わったら、しっかりとストレッチが必要だが、
めんどくさいので、
そのままビールに直行!笑!
彼らはまさに「超一流」の選手たちだ。この「型」という日本伝統の身体文化は、私たちがなにかに習熟し上達するために非常に役立つ重要な考え方なのではないかと思った。「孫泰蔵流仕事法」のようなものが作れないだろうか。僕も仕事において「型」を作ることを意識しよう。そのために猛特訓だ。孫泰蔵
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