ただただ一人会議。。。
水曜日は遠吠えブログ!
日曜日のブログにおいて、今後の日本経済の縮み具合によって、様々な仕事における能力の差が評価されにくくなると書きました。仕事なんて誰がやってもそんなに違いがあるもんじゃない。って言ってしまえばそれまでです。でも少しづつの差を評価されることが、仕事のモチベーションにつながるし、より高い成果を得ようとしてみんな努力する。今まではそんな仕組みで組織が動いていたように思います。これは全くもって僕の勝手気ままな想像の世界ですが、このような縮む動きにはどんどん拍車がかかっていくと思います。成果主義や能力主義といわれた時には、周りよりも自分の能力が上であると証明したかったはず。でも結果として人の能力には大差がないと証明してしまったみたいです。既存の大きな企業ほど、そうなんじゃないかなと思います。
さて、日本のテニスコーチの仕事はスポーツ産業の一つ。動くお金や利益も少ない仕事だと思います。だからこそ、この大企業が生み出す流れに飲み込まれて行きます。仕事なんてみんな大差がない。最近では、親御さんと練習してどんどん強くなっていくジュニアもたくさんいます。同じコートに立って相手をすれば、コーチもお父さんでもあまり大差がないということ。それなら、お父さんの方が、無料だし家に帰ってからもテニスの情報交換ができ、次の練習につなげやすい。コーチがいなくても、自分達で考えながら練習すれば強くなれると言って、コートだけ借りて練習してうまくなっていく一般の方もたくさんいます。僕は何も自虐的にコーチという職業をおとしめているわけではありません。笑!時代の流れでこのような感じになっているということです。では、そんな中でコーチはどのようにしていけばいいのか?
まずは、スポーツ選手の誕生の流れを少し考えて見ようと思います。サッカーであれば、貧困な国のスストリートサッカーから名選手が育つなんてことがよくあります。アルゼンチンの貧困地域でストリートサッカーで技を磨き、バルサのスカウトの目に止まったメッシが最近では有名です。しかし、ある程度の経済基盤のある国だと、サッカーのジダンやテニスのアガシなどのように、世界に羽ばたく選手育成を目的としてクラブによって名選手は生まれます。日本においてもこの種類に属していると考えられます。親御さんとしっかりと練習しながら、ある時期からは専門的なコーチに習って技術を身につけていく。このような『流れ』です。僕が日本でコーチをしていて思うのは、この流れに乗れない子供達がたくさんいるということです。練習の量を確保しようとすれば、必然的に親御さんとの練習は必要になってくるし、専門的な指導を受けるには、その時点である程度の技術が必要であり、みんなが受けられるわけではありません。
僕はテニスが好きで頑張りたいジュニア全員にこの『流れ』にのってもらいたい。コーチ達の頭の中にあることを、オンコート以外でもどんどん共有し、伝えられるようにすればいいと思うのです。最近紹介されて『非才』という本を読んでますが、ジュニアの親御さんは全員読んだ方がいい。このような情報も『流れ』に乗る上でとても重要だと思います。テニスコーチはテニスをする人達にとって、オンコート以外で有益な情報を流していく必要があると思うし、それが次なる時代のテニスコーチの歩むべき道の一つではないかと思う。その情報はテニスの道を邁進してきた人でないと流していけないと思う。そして、その情報がテニスだけでなく、何かを頑張る人達の心に届くようになれば、社会的地位も上がるんじゃないかな。。。
とにかく、テニスという競技は経済的なバックボーンでの格差が発生しやすい。これを少しづつ解消しないと、全体の底上げにはなりにくい。かといってボランティアでは底上げにはなりにくい。出来るだけ、安価で有益な情報を共有することが大切。でも雑誌の技術解説ではちょっと、教え手との距離がありすぎる。。。どうすればいいのか。。。あかん眠くなってきた。考えなければ。。。
一人会議は続く。。。ZZZ。。。
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