第三機関。。。あったら面白いなぁ。。。


昨日、おちまさとさんのブログを読んでいた。震災による原発事故に関しての記事でした。そこには、チェルノブイリ原発事故の事故処理にあたったユーリ・アンドリエフ氏の意見も載せておちさんの意見がこう書かれていました。以下に引用します。

以前ブログで
僕は今回の事故を
第三機関に委ねるべき
と書いたのだが
ユーリ氏は
まずは東電を調査から外し
スペシャリストを集めて
作業にあたらせるべき
ということを語っている。
その理由は
企業はやはり
自社の利益になることを
優先して行動することが
当然なので
情報が不正確になりかねない
からということだ。
このユーリ氏の考えが絶対とは言わないまでも、第三機関の存在というのは重要であると思う。特に日本においては。何かにつけても、人を信じることが美しいという文化であることは、素晴らしいとしても、なんでもかんでも性善説に基づいて考えることは危険であると思う。
以前のブログで紹介した『住んでみた②』の本のなかでも、フィンランドにおけるジャーナリズムの役割を、『権力の監視』と位置付けているとあった。立法・司法・行政とジャーナリズムを合わせて四権分立であるとあった。このフィンランドにおけるジャーナリズムの立ち位置も第三機関的であると言えるだろう。
そこで、もう半年くらい前のTwitter上での@ZERO COOLさんのつぶやきが蘇ってきた。以下に紹介します。
テニス界は、「テニスを発展させたい」という考えを持っている者達の集団、即ち「共同体」なのである。そんな共同体の中にいる我々は、その発展のためには、第三者の賛同を得るように行動する必要がある。
とつぶやいた上でさらに、
テニス界から見ての第三者とは、テニスをしていない人達、団体等である。そうした連中の賛同を得ることがテニス界の発展を支える、ということをもっと自覚する必要がある。
とあります。@ZERO COOLさんはジュニアプレイヤーのお父さんです。とても状況を俯瞰されたいい意見だと思います。第三者、第三機関からの賛同を得られれば、テニス界はもっと発展できるかもしれません。以前、バルセロナ留学中に世界を転戦するジュニアのお父さんがスポンサー探しの大変さをこのように言ってました。
『真剣にビジネスしている人からしてみれば、テニスなんて本当に小さな存在。。。』とても落ち込んでいました。
動くお金が少なければ、小さい存在なのでしょうか?以前はそうだったかもしれません。でも大量生産、大量消費の時代は終わりました。第三機関から賛同を受け、賞賛されるテニスクラブが現れれば、テニス界はさらに発展していくかもしれません。全国に展開する大手のテニスクラブが利益持ち出しで、選手育成をするという話を聞きました。一般スクール部門で得た利益でジュニアの育成をすることは、重要な社会貢献だと思います。その内容、収支等を第三機関に評価してもらい優秀なスクールは認定されていくみたいなモデルができれば、いいなぁと夢見たりします。テニススクールという企業が地域に根ざした社会貢献の場になれたら素晴らしい!
プロフェッショナル仕事の流儀で鉄道デザイナーの水戸岡さんが、『プロフェッショナルとはいつもフェアプレイができる人』と言っていました。そのフェアプレイを評価する第三機関の存在が重要だと思う、今日この頃です。

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