火曜日はコーチの技術公開!


こんにちは!火曜日はコーチの技術公開!

なんか威張ったタイトルですが、たいしたことない僕の経験談だと思って

気楽に読んでいただけるとありがたいです。笑。

今日は『スライスのタッチ』について。。。

先日、小学生のプライベートレッスンにおいて、スライスショットを導入しました。

ネットプレイを含めて、ストローク戦でもドロップショットにも役立つ必要不可欠なショットです。

とはいえ、小学生なので、筋力も十分ではなく、

コンチネンタルグリップでフォアもバックもとなると

なかなかすぐにはマスターできません。

そこで僕は、あえてフォームなどにはこだわらずに、そのプレイヤーと一緒になって

ボールをとにかくコンチネンタルグリップで切りまくって遊びました。

ラケットを振り抜く方向と、ボールが飛んでいく方向が全然ちがうことを楽しみました。

ときには空振りしてしまうほどに、ぎりぎりのタッチを楽しみました。

ボールを飛ばす方向に対して90度横にラケットを振り抜く感覚です。

ひとしきり楽しんだ後、手出しでスライスショットを打ったところ、

とても良い感覚で打てていて驚きました。

もちろんフォームはバラバラ、球筋もまだまだですが、

とにかくスライスのかかり具合がものすごくいいのです。

この段階ではまだコーチの僕自身の自己満足に近いですが、

これを積み重ねれば、いいスライスをマスターできると実感しました。

フォーム重視ではなかなかこうはいきません。

きれいなフォームで打つことを指導というなら、

今回の事例はかなり『荒療治』の部類に入るかも知れません。

でも今のジュニアの環境を考えると、

ボールに対して遊び心をもって接する時間がありません。

いつも、コーチがいたり、親がいたりで勝手なことができません。

『ボールって思いっきり切って打ってみたらどうなるんだろう?』

って思ってみても行動に移すと怒られます。。。

そのわくわくした気持ちを大切にすれば、彼らの上達をあと押しできるはず。

大人になるとここまでうまくはいきません。

『荒療治』に対して、無意識にストップがかかってしまう。

リミッターがついてしまっていて、ある一定以上はボールを切ることができない。

僕も今となってはそうです。。。

感覚神経が育つ時期にこそ『荒療治的指導』は効果を発揮すると思います。

今では、スポーツ科学でプレゴールデンエイジとかゴールデンエイジとか言って

神経系の発達がいつまでとか言われていますが、

中学生とか高校生でも遅くはないと思います。

スライスタッチはいいにこしたことはありません。

もちろんそれだけでは、派手な武器にはなりませんが、必要なショットです。

『荒療治的練習』で遊び心を大切にして、上達しましょう!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL

注目記事

テニス留学・質問についてお問い合わせ