月曜日は本の紹介!
こんにちは!もう完全に春ですね!
夜の外のレッスンでもベンチコートが不要になりました。
さて今日ご紹介する本はこちら!
- 街場のアメリカ論 (文春文庫)/内田 樹
- ¥620
- Amazon.co.jp
またまた内田樹さんの本です。
これは、文章が難しかった。。。泣。
自分の国語力のなさを、痛感しながら同じ所を何回も読みました。
いうまでもなく世界の中心的存在であるアメリカ。
日本と重要な関係にあるアメリカ。
そのアメリカに対して、内田節が炸裂してます。
わかりやすくて面白かったのが、『ヒーロー論』です。
アメリカのヒーローは、特殊な能力をもっているけど本性は見せられず、市民生活を送っている。
そして市民が困った時に活躍するんだけど、メディアには誤解されてバッシングを受ける。
そう言われれば、スパイダーマンもバットマンも、Mr.インクレディブルもみんなそうだ。
内田氏曰く、それらはアメリカが国際社会に抱いている本音の不満を表しているということらしい。
自分達はこうやって悪を倒しているのに誰も感謝してくれない。
少しはヒーローに感謝したらどうなんだね、君たち?
ということがアメリカの言いたいことなんです。(省略して引用)
そういえば、アメリカの映画もそんなの多いですよね。
アメリカが世界を救う的な。。。
それに対して、日本のヒーローはどうかというと、こちらもアメリカの影響が反映されているとのこと。
日本のヒーローによくある構造である、少年がロボットを操縦するというパターン。
これこそ、日本とアメリカの関係を表したものであると。
そこには2つのねじれがあると内田氏は言ってます。
1つ目のねじれは、自衛隊(軍国主義的なもの)と憲法9条(戦後民主主義的なもの)のねじれ。
軍国主義的なものの象徴が巨大ロボットであり、戦後民主主義的なものの象徴が無垢な少年です。
そしてもう一つのねじれはアメリカと日本のねじれ、日米安保条約です。
アメリカの核の傘が巨大ロボットであり、自衛隊が無垢な少年です。
僕の解釈では、要するに、日本人は少年時代のピュアな人間像が好きなんです。
それが巨大ロボットを使用すればすべてがうまくいくんだということを、いいたいんだと思う。
でも日本には、憲法9条や日米安保条約がるので、巨大ロボット的な兵器はない。
もしそれがあって、日本人の魂で乗りこなせば、すべてがうまくいくんだ!
ということがいいたいんだと思う。
単にヒーローとはいえ、各国の国際社会に対する不満が、
知らず知らずにうちに反映されているんですね。
まあ、そんなこんなで面白いです。
実はまだあと100ページくらい読めてません。
また気が向いたときに読みます。
それが、僕の読書術です。笑。
だって国語のテストに出てくるような文章なんだもん。。。
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