火曜日はコーチの技術紹介!
こんにちは!火曜日はコーチの技術公開!
今回は、『社会性を味方につける』!
なんかよく意味がわからないですよね。
一般のプレイヤーや、コミュニケーション能力がまだ低いジュニア同士が
ダブルスを組んでいる場合の話です。
一人でのラリー練習と違って、急に動きが悪くなり積極性がなくなってしまいます。
『ペアに迷惑をかけたくない、邪魔したら悪い』という感情で頭がいっぱいです。
コート上ではなかったら、社会性のある考えかも知れません。
でもコート上でのダブルス中にそんな考えでいると。。。
当然、動きのない弱いダブルスになってしまいます。
そんな時に、「ミスを怖がらないで!思い切って!」なんて声をかけてもあまりうまくいきません。
プレイヤーを動かなくさせているものは、彼らにとって大切にしている感情だからです。
そしてそれは、社会生活を営む上では大切なことです。
そんな時は、その社会性に訴えかけます。
動かないことが、逆にペアの首をしめていることを説明してあげます。
「動かないとペアの人がひたすらつながなくてはならない、
相手にもプレッシャーがかからないので、ラリーの負担はすべてペアにかかってしまう。
あなたが、ボールにさわらなくても動くだけで、相手にプレッシャーがかかり、
ペアの負担は減る」こう説明するといいです。
動かない方が、迷惑になると理解した瞬間、すこしづつ動きが出てきます。
日本人は社会生のある人ばっかりです。
その社会生は時として、ゲーム性を表現する上でマイナスに働きがちです。
声のかけ方ひとつで、その社会性を味方につけることができます!
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。