木曜日は本の紹介
こんにちは!
自分で作るアイスコーヒーでは成功したことない今日この頃です。
もとが、何かを丁寧に作ることに向いていない正確なので、
しょうがないですね、笑!美味しく作れる人のを飲むことにします。
さて今日紹介する本はこちら!
- 昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)/猪瀬 直樹
- ¥680
- Amazon.co.jp
月曜日に紹介した本には、なぜ戦争に突入したことは書いてなかったですが、
この本は戦争突入にいたる経緯がしっかりと書かれています。
こういう戦争突入に関する本はたくさんでているので、これからも読んでいきたい所です。
日本の主要幹部も、国民も戦争には前向きではなかったのに、
なぜ日本は戦争に突入したのか?
この本では、戦争直前に招集されて作られた『総力戦研究所』というチームが登場します。
当時の優秀な頭脳集団を作って、
燃料や物資の供給も含めてどのように戦争を進めれば良いのかを、
叡智を集めて構築しようというわけです。
実際にこの若いエリート集団が、予想したとおりに戦争は進んでいきます。
そして負けます。もちろん、この総力戦研究所は、
戦争に対してGOサインは出しませんでした。
なのに、日本はそれを無視して戦争を始めてしまいます。
誰も責任を取ろうとしない、
なんとなく感情的に流されて物事が決定されていく、
陸軍や海軍はおのれのプライドを守ろうとする。。。
そんなことが日本を、誰も望んでいない戦争に向かわせます。。。
僕にとっては、なかなかに難しい本なのでもう一回くらい読みたいところですが、
意思決定というのは本当に難しいんだなと思います。
しかし、国民も若手エリート集団の意見も、政府の要職の人達も、
誰も勝てないと思っているのになぜ、戦争は起こったんだろう?
このままでは、年金制度、国の借金、震災からの復興、原発問題。
全てがうまく解決しないとみんなわかっているのに、
何も起こせずに進んでいくのだろうか?
学校の歴史では、戦争があったことと、
戦争はいけないものだってことは習ったけど、
どうやったら止められるかは習ってないなぁ。。。
一人ひとりが、しっかりとした考えを持っていればなんとかなるのだろうか。。。
昭和史って面白い。。。
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