月曜日は本の紹介!
こんにちは!最近、何もないと10時には寝てしまう。。。
小学生か、俺は。。。まあ、寝られるときに寝ておこう。。。
さて今日紹介する本はこちら!
- 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)/イビチャ・オシム
- ¥760
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昨年の春、ワールドカップの前にでたオシム監督の本。
今となっては、そのワールドカップの結果も出ているので、
また違った角度で読むことができる。
海外の監督に中で、言葉を自由に操って日本をうまく表現できる人は少ない。
みんな感覚的にはわかっていても、言葉にできない。
その点、オシム監督は実に的確に言葉にしてくれる。
面白かった部分を紹介&引用します。
『日本人の無関心』
日本人はどうも負けることの悔しさを正面から受け止めない。
それが美徳だと勘違いしているようだ。
少なくとも、チャンスを逃したり、良いポジションにいる味方に
パスが出せなかったりしたときには、無関心を美学とは思わず
「言葉の戦い」は、すべきだと考えている。
そしてどんな時も、その選手のためだけの叱咤となってはならない。
全員のために言っているという意識を持たなければ、
何かを変える叱咤にはつながらない。
そして、その叱咤が日本人の「無関心」を変えることになるならば、
重大な意味を持つ。
『模倣はどこまでいっても模倣である』
日本人は、世界のトレンドをいち早くキャッチし、
戦術や戦略をコピーすることに熱心である。
おそらくヨーロッパのサッカーを模倣したいのだろう。
だがサッカーにおいて模倣は簡単ではない。
例えば、バルセロナのサッカーを、
そのまま日本人が実践することは不可能である。
技術、メンタル、戦術、そしてあのようにコレクティブにプレーするための
訓練がなければ、バルセロナには近づけない。
つまり模倣のために必要なものをどう手にするのかを、
誰も考えようとしていないように思える。
『世界に誇れる日本の独自組織「高校サッカー」』
日本のユース世代の特徴は、学校で行われる
高校サッカーというカテゴリーの存在があることだろう。
読者のみなさんは、私が日本の教育に対して批判的であると
思われるかもしれないが、学校の部活動という独特のシステムには
感銘すら覚えているのだ。
この独自のスタイルをどう活かしていくかも、日本が今後、
真剣に考えねばならない課題であろう。
などなどふむふむと思えるものばかり。。。
サッカーもテニスも『育成』という観点からすると同じ。
日本の良さを日本人自身が気づいて、表現していくためには、
世界標準がどんなものであるのかをしっかりと知る必要があると思う。
海外から来た人が、日本の未来を想って提言してくれていることには
耳を傾けたいと思います。
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