木曜日は本の紹介!
こんにちは!久々の青空でしたが、湿度が高すぎ!
まさに、日本の梅雨。。。
クーラー効いたカフェで読書でもしますか!
- フィンランドの教育力―なぜ、PISAで学力世界一になったのか (学研新書)/リッカ パッカラ
- ¥756
- Amazon.co.jp
国際学習到達度調査PISAで総合1位を獲得する、フィンランド。
その教育の姿にせまる本です。
著者のリッカ・パッカラさんは小学校の教諭です。
本の中で、フィンランドの教育改革の特徴を以下のように述べています。
「子供を中心にした教育への転換はやはりとても大きな意味がありました。
クラスの担任の教師が自由に時間割や教える内容を決め、子ども達が持っている力を
引き出すにはどうしたらいいかを考え、実行する。そこから、これまでになかった個性的で
ユニークな授業が生まれました。子ども達は、授業が面白ければ、学校へ来るのが楽しくなり、
勉強にも身が入ります。「子ども中心の教育」がそういうプラスの連鎖を生んだのは事実です。
そしてこの傾向は教育改革当初からずっと推し進められ、以前にも増して個人であることを大切に、
一人ひとりに合わせたドリルを与えるという対応が求められるようになっています。
現場に権限を与えたのは素晴らしいことだと思います。
また教師達は、責任をもってそれに応えようとしているのが、
本全体を通してよく伝わってきます。
モンスターペアレントについての対応も、しっかりと書かれています。
日本は、学校に行き、塾に行き、帰宅して勉強しているのに、フィンランドに勝てません。
学校の先生や、塾の講師も疲労困憊になって、がんばっているのにです。
当たり前ですが、教育はその国の将来に大きく関わってきます。
現場の人間に権限を与えないと、
現場の人もどんどん自分で考えて責任をとることを辞めていきます。
テニスコーチの僕にも大変勉強になった1冊でした。
ぜひどうぞ!
これも売らずに保存版にします。
フィンランドの教育だけでなく、政治や、暮らしやすさなど、
国全体の素晴らしさを知りたければ、以前紹介したこのアプリ本もお薦めです!
- 住んでみた② /Lohas Print, Inc.
- ¥115
- iTunes
※モバイル非対応
そして、住んでみたの作者さんがこんなサイトも立ち上げています!
ぜひ、参加して意見しましょう!
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